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PivotalがSpringOne TOUR Tokyoを開催、Spring活用の最新で深い技術を学ぶ場を提供


 Pivotalの「SpringOne TOUR Tokyo」で同社のテクノロジストであるマイケル・コート氏とマーク・ヘクラー氏が2018年の11月6日に行われた「SpringOne TOUR Tokyo」のため来日し、Javaアプリケーションフレームワークである「Spring」について、講演をおこなった。

 Dell Technologiesのグループ会社でもあるPivotal。同社はクラウドネイティブプラットフォームである「Pivotal Cloud Foundry」とリーンスタートアップやアジャイル開発の支援サービスである「Pivotal Labs」を提供していることで有名だ。これらの製品やサービスを活用し、企業におけるアジャイル開発やDevOpsの体制を確立することをサポートする。他にもビッグデータ活用のプラットフォーム「Greenplumも」開発、提供している。

 もう1つPivotalでは、Javaアプリケーション開発用のオープンソースのフレームワークである「Spring」の開発、提供も行っている。2018年9月にはJava 11をサポートする最新版「Spring Framework 5.1」がリリースされている。このSpring Frameworkの技術を開発者に伝えるイベント「SpringOne TOUR Tokyo」が先日、都内で開催された。

Springの専門家と開発者が直接コミュニケーションを取れる

Pivotal マイケル・コート氏

 SpringOne TOURは、Javaによるクラウドネイティブなアプリケーション開発のための情報などを、開発者に直接届けるカンファレンスだ。北米、ヨーロッパ、アジアを回るツアー形式で実施され、PivotalのSpring Framework開発の専門家らが、直接各地のJava開発者に最新の情報を提供する。カンファレンスではJavaを使った伝統的なモノリシックな開発はもちろん、モダンなクラウドネイティブなJavaアプリケーション開発の両方について、コードレベルで学べるようになっている。さらにアジャイル開発や、DevOps、CI/CDなどの技術について、講義で学ぶだけでなく講師と参加者がディスカッションできるようにもなっている。

 SpringOne TOUR Tokyoでは、最初にPivotal Softwareのマーケティング・ディレクターであるマイケル・コート氏があいさつを行った。「エンジニアに教育を行うこと、そしてエンジニア自身が学ぶことは極めて大事になります。皆さんが学ぶために、このSpringOne TOURがあります。今日はぜひ、Kubernetesをどう自分たちのビジネスの中で活用すれば良いかなどを学んでいって欲しいです」と言う。

 さらにコート氏は、現状のPivotalの活動についても説明した。Pivotalではさまざまな組織に対し、ソフトウェアを使いプロダクト中心にビジネスを進めていけるようにするサポートをしている。これはたとえば毎週のようにアプリケーションを更新して、ビジネスに付加価値を提供し続けるようなビジネスを展開することだ。それを実現するために、まずはクラウドプラットフォームのPivotal Cloud Foundryを提供している。

 さらにPivotal Labsではアジャイル開発、DevOpsの体制を組織内に作るためのコンサルティングサービスも提供する。「アジャイル開発やDevOps体制作りのために、組織に対しセラピーを実施するようなサポートもしています。それにより、組織自体がプロダクト中心になるためにどう変わっていけば良いかをサポートしています」とコート氏は言う。そしてこのイベントで技術的な解説を行うSpring Frameworkもまた、組織でアジャイル開発を実現するために有効な環境の1つとなるのだ。

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谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

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