困ったときのMicrosoft Office Tips - Excel (1)
2007年12月06日 12:00

タグ: Office Tips Excel


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 この連載では、さまざまなシーンにおいてMicrosoft Officeツールを使いこなすためのTipsを紹介します。今回は、Excelでのデータ加工をテーマに、データベースからExcelにインポートする賢い方法、オートSUMなどの集計ができない場合の対処方法、および、日付やセルの書式の操作について解説します。


はじめに

 Accessや他のデータベースからExcelにデータをインポートしたとき、日付のデータがExcelで正しく認識できない、オートSUMボタンをクリックしても合計してくれない、ピボットテーブルでデータをグループ化できない……、などといった問題に直面したことはありませんか?

 そこで今回は、このような問題を解決するために、データベースからExcelにインポートする賢い方法、オートSUMなどで集計ができない場合の対処方法、および、セルの書式の操作について解説します。

インポートされた数値データをうまく加工できない!

 他のデータベースからExcelにデータをインポートして集計したい場合、オートSUMで合計してくれなかったり、ピボットテーブルでデータをグループ化できずに困ったりすることがあります。

 Excelのヘルプによると、

OLAP データベースの元データから作成したピボットテーブル レポートおよびピボットグラフ レポートでは、データをグループ化することはできません。

 とあります。

 実は、データベースからインポートした数値データは、Excelにおいて「数値」でありながら実際には「文字列」として認識されてしまうのです。そのため、集計ができなかったり、ピボットテーブルのデータのグループ化ができなかったりするのです。特に、データベースからCSV形式で出力されたデータは要注意です。

 この場合の回避策としては、CSV形式ではなく、テキスト形式(*.txt)のデータをExcelにインポートするのがポイントです。

 Excel用にデータベースからデータをエクスポートする場合は、できる限り、テキスト形式(カンマやタブ区切り)で出力してみてください。どうしても、CSV形式にしかエクスポートできない仕様であれば、後で拡張子を「.txt」に変更してあげるとよいでしょう。そのあと、テキストファイルをExcelにインポートすることによって、数値は数値として扱われるようになります。

集計できない場合の対処方法

 では、インポートされたデータをExcelで取り込み、文字列として認識されてしまった場合は、どのように集計すればよいでしょうか?

 この場合、データを1で乗算すると、文字列が数値に変換されるため、問題を回避できます。

  1. どこか空いているセルに「1」を入力します。
  2. 「1」が入力されているセルをコピーします。
  3. データ部分を範囲選択して、[編集]-[形式を選択して貼り付け](Excel 2007の場合は[ホーム]タブの[貼り付け]-[形式を選択して貼り付け])を選択します。
  4. [形式を選択して貼り付け]ダイアログボックスの[演算]オプションのなかから「乗算」を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
    形式を選択して貼り付け

Excelにテキストデータをインポートする前の注意点

 Excelにテキストデータをインポートする前に、以下の点に注意してください。

改行コードに注意

 テキストファイルの改行コードがUNIXなどで扱われるLFの場合はExcelにうまくインポートができません。あらかじめ、改行コードをWindowsで使われている形式(CR+LF)に変換しておきます。

 改行コードをWindows形式に変換するには、Internet Explorerを利用するとよいでしょう(または、複数の改行コードに対応したテキストエディタを利用します。)。 

  1. Internet Exporerを起動します。
  2. そのテキストファイルをそのウィンドウにドラッグ&ドロップします。
  3. 文字コードがシフトJIS以外の場合は[表示]-[エンコード]のサブメニューから、文字コードを指定し、文字化けを修正します。
  4. 表示結果をテキストファイルにコピー&ペーストし、保存します。

1つのシートの最大行列数を超えないようにする

 Excel 2003までの場合、1つのシートには最大行数が65,536行、最大列数は256列までしかありません。もしデータの数が65,535を超えるようであれば、データの数を65,535以内に収めるように制御を行う必要があります。

 なお、Excel 2007においては、最大列数が従来の256列から16,384列に,最大行数が従来の65,536行から1,048,576行に増えたため、1つのシートでの行×列のセル数が従来の1,024倍になりました。膨大なデータの集計を行う場合はExcel 2007が便利です。


 
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INDEX
Page 1
はじめに
インポートされた数値データをうまく加工できない!
集計できない場合の対処方法
Excelにテキストデータをインポートする前の注意点
テキストデータをExcelにインポートするには
「20071124」などの日付データをExcelの日付に変換するには
まとめ
プロフィール
小濱 良恵コハマ ヨシエ

Microsoft MVP for Expression (April 2008 - March 2009)
Microsoft Office や Expression Web の書籍やWeb記事を執筆するテクニカルライター。
当初は派遣の仕事が中心で、2002年にMOUS(現Microsoft Office Specialist)の全ての科目に合格して、Microsoft Office 2000トラックにて Microsoft Office Master 認定。MS製品の情報を主に扱う個人Webサイト (www.wanichan.com) がきっかけで2004年にテクニカルライターへ転身。2005年4月から3年間は FrontPage MVP として活動し、2008年4月より Expression MVP として、Expression Web や FrontPage のユーザーに書籍やWebサイトブログなどを通じて情報提供及び技術支援を精力的に行っている。主な著書にマイクロソフト公式解説書『ひと目でわかるMicrosoft Expression Web 2』(日経BPソフトプレス)、『Expression Web標準ガイドブック』(毎日コミュニケーションズ)がある。

» Microsoft Office総合情報&Tipsサイト: ワニchanのぱそこんわーるど




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