困ったときのMicrosoft Office Tips - Excel (5)
2008年06月13日 18:55

タグ: Office Tips Excel


1 2 3 4 5 →

 この連載では、さまざまなシーンにおいてMicrosoft Officeツールを使いこなすためのTipsを紹介します。今回は、検索/行列関数のなかで業務上最も使われるVLOOKUPのほか、HLOOKUPとLOOKUPを取り上げ、それぞれの違いや参照範囲の指定方法、参照範囲に名前を付ける方法について紹介します。


はじめに

 Excelを少し使い込んだ際によく使う関数と言えば、表の中からデータを取り出す「VLOOKUP」ではないでしょうか? 同じような検索/行列関数は他にも、HLOOKUPやLOOKUP、INDEX、MATCHなど、さまざまあります。

 そこで今回は、検索/行列関数のなかで、VLOOKUP、HLOOKUP、そしてLOOKUPの3つを取り上げ、それぞれの違いや、これらの関数を利用するのに必要不可欠な参照範囲の指定方法について紹介します。

3つの代表的な検索/行列関数の違い

 商品コードから商品名を割り出すときなどに使われる検索/行列関数には、以下の3つがあります。ただし、共通して「検索範囲のコード部分を昇順に並べ替えておく」必要があるので注意してください。

3つのLOOKUP系関数の特徴
VLOOKUP一つのコード表を縦方向(Vertical)に検索し、コードが一致する行(データの横の並び)のn列目の値を返す。
HLOOKUP一つのコード表を横方向(Horizontal)に検索し、コードが一致する列(データの縦の並び)のn行目の値を返す。
LOOKUPベクトル形式においての検索範囲(コード部分)と対応範囲(商品名などの部分)を自由に指定できる(離れていてもOK)。ただし、それらの配列は1行または1列のみ。配列形式はあまり使われていない。

 コード表は一般的に、1件のデータが行方向にまとまっており(下図参照)、コードは列(縦)方向に並んでいるため、VLOOKUPがよく使われます。逆に、表のコードが行(横)方向に並んでいる場合は、HLOOKUP関数を利用します。ただし、検索対象となるコードの情報は、VLOOKUPの場合は1列目、HLOOKUPの場合は1行目に配置しなければいけません。

VLOOKUP(縦方向)
コード商品名価格
1001Access24,930
1002Excel24,930
1003Outlook14,490
1004PowerPoint14,490
1005Word14,490
HLOOKUP(横方向)
コード10011002100310041005
商品名AccessExcelOutlookPowerPointWord
価格24,93024,93014,49014,49014,490

 一方、LOOKUP関数は、検索範囲(コードが書かれてる範囲)と対応範囲(商品名など)を自由に設定できるので、別にコード部分がどこにあっても構わないわけです。ここが、VLOOKUPやHLOOKUPとの大きな違いです。

LOOKUP関数でのみ利用できるコード表
商品名コード価格
Access100124,930
Excel100224,930
Outlook100314,490
PowerPoint100414,490
Word100514,490
Publisher100620,790
InfoPath100726,040
Visio Standard100830,240
Visio Professional100965,940
Project Standard101078,540
Project Professional1011139,420
OneNote101212,390
InterConnect10136,930
Groove101428,140

プロフィール
小濱 良恵コハマ ヨシエ

Microsoft MVP for Expression (April 2008 - March 2009)
Microsoft Office や Expression Web の書籍やWeb記事を執筆するテクニカルライター。
当初は派遣の仕事が中心で、2002年にMOUS(現Microsoft Office Specialist)の全ての科目に合格して、Microsoft Office 2000トラックにて Microsoft Office Master 認定。MS製品の情報を主に扱う個人Webサイト (www.wanichan.com) がきっかけで2004年にテクニカルライターへ転身。2005年4月から3年間は FrontPage MVP として活動し、2008年4月より Expression MVP として、Expression Web や FrontPage のユーザーに書籍やWebサイトブログなどを通じて情報提供及び技術支援を精力的に行っている。主な著書にマイクロソフト公式解説書『ひと目でわかるMicrosoft Expression Web 2』(日経BPソフトプレス)、『Expression Web標準ガイドブック』(毎日コミュニケーションズ)がある。

» Microsoft Office総合情報&Tipsサイト: ワニchanのぱそこんわーるど




スポンサーサイト