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【プレゼン】企画書も「見た目」が大事!

第4回 相手の興味をぐぐっと惹きつけるコツ


前回は「提案相手の集中力は15分持てばいい方」だと述べました。しかし、実際勝負の行方を左右するのはもっと早いタイミングです。今回は、相手の興味をぐっと惹きつけるためのコツを紹介します。 

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提案相手を5分でつかみたい

 たとえばプレゼンで1時間与えられたとします。前回は「提案相手の集中力は15分持てばいい方」だと述べました。しかし、実際勝負の行方を左右するのはもっと早いタイミング、最初に相手をつかめるかどうかでしょう。相手を「つかむ」ためのポイントは冒頭に示したとおりです。

 まずは、「企画書のクオリティ」からですね。企画書での「つかみポイント」といえば、次の2点です。

  • A. 企画書の見た目
  • B. 表紙・まえがき

 「なんだ、内容はどうでもいいのか」と言われそうですが、内容に入る前に、まず、相手にぐっと興味をもってもらうことが必要で、そのためには冒頭の3つのポイントを工夫することだと思います。

 今回は「A.企画書の見た目」について述べましょう。ポイントは次の通りです。

  • A-1.製本など、まさに「見た目」のよさ
  • A-2.「パッと見」センスのよさ

企画書だってちゃんと包装してリボンをかけよう

 デパートの品物だって包装が大切です。企画書も内容が大事なのは当然ですが、クライアントに出すとき、ちゃんとキレイに包装してリボンをかけていますか?

 具体的には、「上質の紙を使うこと」。上質の紙をつかってプリントアウトすると、色合いや手触りが全然違います。大きな文房具店や画材店に行けばレーザープリンター対応の上質紙を販売していますし、A4のフォトペーパーなどでもいいでしょう。

 もうひとつは、「プレゼンテーション専用ファイルで製本すること」。プリントアウトを適当にホッチキスで留めるのではなく、コクヨの「レポートメーカー」のような専用ファイルで製本すると、まったく見栄えが変わります。また、大都市圏の人は、フェデックス・キンコーズなどプロに製本してもらうことも検討するとよいでしょう。仕上げの質が違います。これら製本した上質な企画書を手渡すだけで、ぐっと印象が違うはず

「パッと見」センスは色で判断される

 企画書の「パッと見」で印象を左右するのは、まずカラーリングでしょう。現在カラーでのプリントアウトが主流になっていますが、人の企画書を見て、センスの悪い色使いで「あちゃ~」と思ったことはありませんか?ちゃんとデザインを学んだ人でないと、センスのいい色使いができないものです。ではどうするか?

 「基本的には青系をベースに三色程度で表現」することです。青系は一番失敗のない色づかいです。ベースを青にし、文字は黒で、ポイントは赤という具合に、三色だけでまとめるようにしてみてください。

 三色じゃあまりにバリエーションがなさすぎる? それではPowerPointのカラーパレットの中から、青なら、その同系色を、黒なら灰色や、薄いグレーなどを選んで、同系色の濃淡でまとめてみてください。赤はポイントだけに使い、強調したい部分は薄いピンクなどで加工してもよいでしょう。

三色カラーリング
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 ・企画書も「見た目」が大事。上質の紙や専用ファイルできちんと製本して渡すべし

 ・企画書の「パッと見」は色使い。青系ベース三色で表現すれば失敗はなし

 
【関連リンク】
イチから始める企画書/提案書のスマート作成講座と速効テンプレート(マイクロソフトの公式ページ スマートビジネスセンターでの藤木氏の連載講座)

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この記事の著者

藤木 俊明(フジキ トシアキ)

早稲田大学教育学部卒業(広末涼子やハンカチ王子の遠い先輩)。リクルート、ぴあを経て、現有限会社ガーデンシティ・プランニング代表取締役/明治大学リバティアカデミー講師。プレゼンツールの制作に定評があり、講演、セミナー活動の他、下記の著書を出版。とくに「明日のプレゼンで使える企画書・提案書のつくりかた」...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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