キリングループの情報システム開発を担当するキリンビジネスシステムは、ケン・システムコンサルティングによる純国産総合開発支援ツール「XupperII」を使用して、データ総研による開発方法論「DOA-RAD」を開発プロジェクトに導入した事例をセミナーで発表した。


 14日、東京渋谷区のアイビーホール青学会館において、データ総研とケン・システムコンサルティング(以下ケン・システム)によるセミナーが開催された。

セミナーの様子
セミナーの様子

 データ総研はDOAの老舗として、業務フローとデータモデルによって業務設計する開発方法論であるDOA-RAD(ディーオーエーラッド)およびツールを開発し、これらを利用したコンサルティングサービスを提供している。

 一方のケン・システムも、DOAのコンセプトに基づいた設計ツールであるXupperⅡ(クロスアッパーツー)と実装ツールであるMDFrame/X(エムディーフレームエックス)を開発・販売している。

 これまで両社は競合の関係にあったが、双方の顧客へのサービス拡大を目指し、データ総研の開発方法論をベースにした新しい開発方法論DOA-RAD for XupperⅡ(ディーオーエーラッドフォークロスアッパーツー)を共同で開発した。

 セミナーでは、このサービスのファーストユーザとして、キリングループの情報システム開発を行う情報システム会社であるキリンビジネスシステムの経営企画部PMOグループ滝田毅彦氏による発表が行われた。

キリンビジネスシステム 滝田毅彦氏
キリンビジネスシステム 滝田毅彦氏

 滝田氏は、PMOとしてプロジェクトに取り組み、方法論の標準化推進、ツールの適用、プロジェクト支援および人材育成などを行っており、ツールの導入について、その経緯やプロセスなど詳細に語った。

 品質を維持しつつ開発生産性を向上させるという目標のもと、上流から下流までを一貫して管理することで手戻りを排除するために、様々な工夫を行った。まだ準備段階ではあるが、一定の生産性向上が期待できるとしている。また、副次的効果として、設計情報とプログラムの整合性維持が可能になるという。

 【関連リンク】
ケン・システムコンサルティング
データ総研

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