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Dell EMC PaaSセミナー体験レポート(AD)

Pivotal Cloud FoundryでPaaSを体験! 構成管理なし・手ぶらでデプロイできる驚きの快適さにやはり感動

PaaSでコンテナ技術の課題を解決できる

 そこでPaaSである。アプリケーション開発者が準備・開発するものを比較すると、IaaSではミドルウェア、ランタイム、データ、アプリケーションとなるが、PaaSならデータとアプリケーションだけになる。

 吉田氏は「Dell EMCのPaaS(Pivotal Cloud Foundry、以下PCF)を導入すれば、アプリ実行環境の準備は完全に自動化します」と言う。サーバー管理者やネットワーク管理者に依頼していたインフラ構築やファイアウォール設定などが全て整う。もちろん、コンテナ機能も入っている。

図6:PaaS(Pivotal Cloud Foundry)導入後の姿(出典:本セミナー資料)
図6:PaaS(Pivotal Cloud Foundry)導入後の姿(出典:本セミナー資料)

 ここまで「まるっと」そろうとワンストップで環境が準備できる。IaaSでは仮想マシンのプロビジョニングから始まり、ランタイムのインストール、アプリケーションの展開、ロードバランサーの設定、SSLの設定、データサービスへの接続、ファイアウォールの設定をしていたものが、PaaS(PCF)なら“cf push”コマンドを実行し、アプリケーションをPFCにプッシュ(アップロード)するだけで済んでしまうのだ。吉田氏によれば「1日かかっていた作業が数分で終わる」のだという。

図7:PCFならコマンド一発でアプリケーションを公開できる(出典:本セミナー資料)
図7:PCFならコマンド一発でアプリケーションを公開できる(出典:本セミナー資料)

 また、PCFはサービスだけでなく、ソフトウェアとしても提供されている。それを使えば、VMware、OpenStack、Amazon Web Services、Microsoft Azure、Google Cloud Platformなどの上でもPCFによるPaaS環境を用意できる。アプリケーション開発者はコードをアップロード(push)すれば、PCFが開発言語を判別し、自動的にアプリケーションの実行環境を準備してくれるのだという。

 アプリケーションをスケールアウトさせる場合も同様で、「“cf scale”コマンドを実行するだけです。後は、PCFが新しいコンテナを起動し、ロードバランサーを設定してくれます」(吉田氏)

図8:PCFならコマンド一発でスケールアウトもできる(出典:本セミナー資料)
図8:PCFならコマンド一発でスケールアウトもできる(出典:本セミナー資料)

 ここまでたっぷりの解説内容だったが、実際にはここまで約50分(10分ほど押した)。当日のプログラムによると、次はいよいよPCFを使ってPaaSを体験するハンズオン(前編)である。解説を聞いた市古は、「こんなに面倒でたくさんある作業を、アプリケーション開発者、インフラ管理者の人たちはずっと行っているとしたら、これは省力化したくなるよ〜。自動化もそうだけど、そもそも作業自体を減らさないと、アプリケーション開発に絶対集中できないよね。記事をアップするのに毎回サーバーを立ち上げたりなんて、自分なら全く御免こうむる」と漏らし、PaaSの必要性を理解した様子であった。

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ハンズオン前編:アカウント作成からアプリケーションのプッシュまで

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この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

EnterpriseZine/Security Online キュレーターフリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Online の取材・記事も担当しています。Webサイト:https://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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