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2010年データセンターの旅

説明男子の社長と行く!京都データセンターにおいでやす~カゴヤ・ジャパンさん

♯5

京都にきております。本日お邪魔したのはカゴヤ・ジャパンさんのデータセンターです。創業85年―伝統と最先端の絶妙なバランスを探ってきました。

そうだ、カゴヤ、行こう 

京都につくや否や、まっさきにデータセンターへと向かう我々編集部(*日帰り出張)。同じく東京から同行してくださったカゴヤ・ジャパンの佐野さんと某駅で待ち合わせ。

タクシーで走ること数分。

「「けいはんなラボ」という名前なんですよ。ここはほかにも研究施設が多いんです」(佐野さん)

なるほど。というわけで、けいはんなラボに到着。

外観はカゴのイメージ。夜になるともっとキレイなのだそう。
社長です

こちらが、カゴヤ・ジャパン社長の北川貞大さん。カゴヤ創業から数えて4代目(!)にあたります。はんなりと、設備について説明してくださいます。

「けいはんなラボには20人くらいが在籍しています。常時いるのは昼間で6~7人。夜間は2人。1階には警備室件コントロールセンター。受電設備とUPS。非常用発電機は外付けです。発電機は外に置いています。屋上に置いているところも多いですが、建物の中に入れるとダクトで排気しなくてはいけない。将来の増設を考慮すると、外かな、と。建物全体は免震構造です」

なるほど。この土地を選んだ理由は?

「活断層がこの近くにないんですね。そして、標高が70メートルある。海抜70メートル。海からも遠い。斜面になっていて、勾配がある。地震と水害のリスクが少ないという判断です」

実は、この取材を行ったのは2011年1月中旬。東日本大震災の前なのですが、これまでの取材でもデータセンターのみなさんは必ず、地震対策をかなり真剣に考えていらっしゃいました。それは京都のカゴヤさんでも同じこと。

地震や水害を考えこの土地を選んだとのことですが、唯一、このあたりは雷が多い地域なんだそうです。

「建物自体は避雷針がありますし、万が一停電したとしてもすぐにUPSで電力を供給し続け、41秒後に発電機により電力供給する事ができます」

非常用発電機はガスタービン。灯油を燃料にして、いったん気化したものを動かします。燃料は地下にタンク。ここで30時間分の電気になる燃料を貯蓄しているそうです。都内のデータセンターと違い、スペース的にも恵まれていますね。

次のページ
もういちど、免震設備についておさらい

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この記事の著者

小泉 真由子(編集部)(コイズミ マユコ)

情報セキュリティ専門誌編集を経て、2006年翔泳社に入社。エンタープライズITをテーマにイベント・ウェブコンテンツなどの企画制作を担当。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://enterprisezine.jp/article/detail/3112 2011/05/19 00:00

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