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アジャイルマニフェスト署名者たちが再会する「The Big Park Bench」~Agile 2011 Conference

Agile 2011特別レポート 番外編

8月8日から12日までの5日間にわたって米国ユタ州のソルトレイクシティで開催されている世界最大級のアジャイルイベント「Agile 2011 Conference」。現地レポーターの藤原大と川口恭伸が世界におけるアジャイルの今を探ります。本稿では、初日に開催されたアジャイルマニフェスト署名者が再開するイベント「The Big Park Bench」を紹介します。  

さぁ、始まりの場所へ帰ろう!

 アジャイルマニフェスト誕生から10周年という節目に開催された今年のカンファレンスでは、マニフェスト署名者たちが再会する”The Big Park Bench”という歴史的イベントが開催されました。このイベントに関しては、Conference Chair のTodd Little氏が、「SPECIAL REUNION EVENT」というページに、以下のようなメッセージを掲載しています。

10年前、17の独立したプログラミング方法論の実践者たちが、ソルトレイクシティ近くに集まり、アジャイルソフトウェア開発ムーブメントのために、4つの原則を開発しました。我々は、Agile 2011 Conferenceの1週間を通し、見識を持つ署名者が、参加者と共に相互交流により、アジャイルコミュニティ全体で祝いたいと考えています。

 彼らが開発した原則とは、いったいどのようなものなのでしょうか?

世界をつないだアジャイルマニフェスト 

 アジャイルソフトウェア開発宣言(アジャイルマニフェスト)とは、アジャイル開発の価値とその原則がまとめられた文書を指し、世界38カ国以上で翻訳されています。

アジャイル開発にご興味を持たれている方であれば、誰もが一度は目にしたことがあるページだと思います。
アジャイルマニフェスト(日本語版)は、http://agilemanifesto.org/iso/ja/ で公開されています。
日本語訳に貢献されたチェンジビジョン平鍋健児氏とSonicGarden倉貫義人氏の写真も掲載されています。

 マニフェストは、Agile 2011 Conferenceが開催されているアメリカ合衆国ユタ州ソルトレイクシティ近くの、スノーバードというスキーリゾート地で生まれ、その後、ソフトウェア開発に大きな影響を与えました。このマニフェストに書かれた4つの原則とは以下の文章を指します。

プロセスやツールよりも個人と対話を
包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを
契約交渉よりも顧客との協調を
計画に従うことよりも変化への対応を

 4つの原則ではそれぞれ2つのものを比較していますが、どちらが優れているのかではなく、どちらにより価値を置くのかを宣言するものです。また、カンファレンスの公式ページには、以下のように書かれています。

Back to where it all began. Back to the future.

 訳すのであれば、「すべての始まりの場所に帰ろう。そして未来へと進もう」といったところでしょうか。

イベントのオープニングムービーでは、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の音楽や映像が流れました。

 今年のカンファレンスは、マニフェスト誕生地近くのソフトレイクシティで開催されることもあり、「原点回帰」、そして「未来へ」がメッセージとして掲げられています。さて、オープニングムービーが終わり、いよいよマニフェスト署名者たちの入場です。

次のページ
アジャイルマニフェスト署名者たちの再会と対話

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この記事の著者

藤原 大(フジハラ ダイ)

楽天株式会社 アーキテクチャ&コアテクノロジー課Javaエンジニア。社内における標準化活動として、ライブラリ開発やミドルウェア整備、各種ツール導入などを担当。2010年からアジャイル開発系勉強会に参加するようになり、フロリダで開催されたAgile Conference 2010へも参加。2011年はアジャイル開発を推進する上でのコーチング、チームビルディングに日々奮闘中。趣味は沖縄...

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https://enterprisezine.jp/article/detail/3384 2011/08/11 15:00

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