アトラシアンは、エンタープライズ向けのサービスマネジメントツール「Jira Service Management」において、AIエージェントなどによる機能追加を発表した。
今回のAIやAIエージェントを用いた機能追加によって、複数のアラートをグループ化したり、過去の類似インシデントを提示したりといったサポートが提供される。また、2024年10月に発表された「Atlassian Rovo」との連携により、インシデント対応の効率化を図るとのことだ。たとえば生成AIアシスタント「Rovoエージェント」が根本原因を特定したり、インシデントの影響について質問できたりと、担当者の対応効率化に寄与するとしている。
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また、Jira Service Managementの仮想サービスエージェントでは、SlackやMicrosoft Teams、電子メール、Webウィジェット、ヘルプセンターなどと連携可能。自然言語による対話などを通じ、必要なサポートを提供するという。
なお、人事部門向けに「人事サービス管理(HRSM)機能」を追加。WorkdayやOktaとの連携をはじめ、人事部門に特化した数十種類のテンプレートも用意されるとのことだ。
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