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data tech 2021 レポート(AD)

オラクルがすべてのエンジニア/データアーキテクトにささげるデータ基盤 DXのためのデータ管理とは

CERNも“宇宙の起源の探索”で活用する「データレイク」の効力

 現在、DXの本質について今一度深く考えるべきタイミングに差し掛かっている。そのタイミングで開催された「data tech 2021」のセッションでは、「全てのデータアーキテクト、エンジニア、サイエンティストに捧ぐDXの核心を突くオラクルのデータ基盤を説く」と題して、DXの核心を突くにはどうしたら良いのか、そして実現を支えるオラクルのデータ基盤とは一体どのようなものなのかを、日本オラクル株式会社 事業戦略統括 戦略事業推進本部長の人見尊志氏が解説した。

分散化するアプリケーションの開発に対応

 DXの核心となるがデータマネジメント領域だ。人見氏はDXのためのデータマネジメントを実現する、オラクルのソフトウェア「Exadata」などのデータベースプラットフォームを構成するようなインフラ、自動化/自律化で進めるクラウドについて掘り下げて解説をした。

 データマネジメント領域の製品やサービスは、企業のDXに関わる様々な立場の人にメリットを提供する。たとえば、アプリケーション開発者にとってもメリットがあるという。現在、アプリケーション開発において、大きなパラダイムシフトが起きている。よりシンプルで高速な開発が求められているが、これは重厚長大なアプリケーション開発を支えてきたデータベースアーキテクチャにとって新たなチャレンジとなる。

日本オラクル株式会社 事業戦略統括 戦略事業推進本部長 人見尊志氏
日本オラクル株式会社 事業戦略統括
戦略事業推進本部長 人見尊志氏

 オラクルはミッションクリティカルな大規模なシステム、いわゆる中央集権型システムに広く採用されてきた。その中では複数のワークロードを統合して動かし、様々なデータを一元的に管理している。一方、今のトレンドは分散アプリケーションであり、「それらに対して、これまでのオラクルのテクノロジーはなかなか響かないかもしれません」と人見氏。しかし、これまでミッションクリティカルなシステムで培ってきたノウハウは、分散アプリケーションでも極めて有益だという。

 現状、分散型のアプリケーションでは「Docker」や「Kubernetes」などのコンテナ技術を活用するのが普通だ。Oracle Databaseは、マルチテナント・アーキテクチャでデータベースの中においてコンテナを実現できる、「Dockerをフルにサポートしたデータベースでもあります」と人見氏。コンテナ管理のKubernetesとの連携も可能であり、これらでDevOpsを支える。

オラクルが考える「Data Tech as a Service」
オラクルが考える「Data Tech as a Service」
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 また、分散アプリケーションとの連携では、マイクロサービス間でアプリケーションやデータの変更などがイベントにより伝播するような使われ方もされる。それを支えるために、コーディット・イベントやトランザクショナル・イベント・キュー機能を提供し、データ・イベントを送る仕組みとして「Oracle GoldenGate Data Event」もあるという。

分散型データベースアーキテクチャで開発を簡素化
分散型データベースアーキテクチャで開発を簡素化
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 さらに、アプリケーションとデータベースの連携においては、「Oracle REST Data Service」によるAPI化もある。加えて、ノーコード、ローコード開発のAPEXがあり、開発、実行基盤を提供。アプリケーションのデータを地理的に分散した環境でも運用できるようにするため、シャーディング技術もOracle Databaseではネイティブにサポートしている。

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マイクロサービスで扱う複数のデータタイプをシンプル化

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

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