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「ITアドミンをヒーローに」多層防御、脱PPAPでセキュリティを進化させるHENNGE

HENNGEイベントレポート

 「ITアドミンをヒーローにしたい」。こう語るのはHENNGEの今泉 健氏。2022年10月20日、3年ぶりにリアル会場で開催された同社の情報システム部門向けのイベント「HENNGE NOW!」では、同社のセキュリティ製品である「HENNGE One」の最新機能が明らかにされた。

IT管理者の支援と地位向上のための「3つの打ち手」

HENNGE株式会社 Product Planning & Research Division 今泉 健氏/Product Planning & Research Division 徐 聖翔氏/Product Planning & Research Division 有浦 政美氏

 「ITアドミンをヒーローにしたいと考えています」。基調講演に登壇した今泉氏はこう語る。企業のIT部門のシステム管理者を支援し、その地位を向上させることが目標だという。

 そのための取り組みとして、1)あたりまえを支える、2)新しい課題への対応、3)コネクティビティの強化の3つを掲げる。

 1)の「あたりまえを支える」は、サービスを止めないということ。様々なクラウドサービスの入り口としての認証基盤や、セキュリティを重視したメールシステムを厳格なSLA(サービスレベルアグリーメント)の下で提供し、直近3年間守り続けているという。

 2)の「新しい課題への対応」とは「メールによるセキュリティ脅威」への対応と、「SaaS増加によるリスク」への対応だ。

 前者の例としては、脱PPAPがある。一昨年、デジタル庁の平井大臣(当時)の国会での発言で、取り上げられ話題になった。それまで、メールで添付ファイルをZIP圧縮してパスワード送信するという方法がスタンダードと考えていた多くの企業が、対応の変更を迫られた。

 また、Emotetをはじめとする標的攻撃、ランサムウェアやビジネスメール詐欺などへの対応も課題だ。IPAの「情報セキュリティ10大脅威 2022」では、メールに関連する脅威が3つある。これらは、従来型のメールのウイルス対策だけでは防げないものだと今泉氏は言う。

出典:情報処理推進機構「情報セキュリティ10大脅威 2022」
出典:情報処理推進機構「情報セキュリティ10大脅威 2022」

 コロナ禍をきっかけにリモートワークを多くの企業が導入し、SaaSなどのクラウドサービスの導入も格段に進んだ。しかし、同時に「退職者のアカウント消し忘れによるセキュリティリスク」が浮上したと今泉氏。HENNGE Oneの新しいプランはこうした「リモートワークやSaaSの増加への対応」と「脱PPAPやメールの脅威への対応」が目的だ。

次のページ
コネクティビティの強化とHENNGE Access ControlのAPI公開

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京部康男 (編集部)(キョウベヤスオ)

翔泳社 メディア事業部。同志社大学卒業後、人材採用PR会社に就職後1994年から翔泳社に参加。以後、翔泳社の各種イベントの立ち上げやメディア、書籍、イベントに関わってきた。現在は、嘱託社員の立場でEnterpriseZineをメインに取材・編集・書籍などのコンテンツ制作に携わる。 趣味:アコギ、映画鑑賞。...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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