SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

Webアクセス管理が実現する企業セキュリティとコンプライアンス

セキュリティ基盤とビジネス拡張を同時に実現するWebアクセスマネジメントとは?

第2回

監査機能とレポーティング−何が行われたかを把握し、それを証明する

 近年必要不可欠となりつつあるシステムの監査やレポーティングを行う作業は、ユーザやアプリケーションの数と種類が増えるにつれて、ますます難しくなっていきます。独立したアプリケーションそれぞれに、専用の監査機能やレポーティング機能が組み込まれていたとしても、それらをまとめて企業全体におけるリソースの使用実態を総合的に表示することは実際難しいと思います。このように、全体的な使用実態を把握できないと、どのシステムに、どのようなセキュリティの改善を行う必要があるのかを評価することは困難です。また、内外の監査人に対して、IT管理が適切に行われていることを証明することも困難です。

 法規制への対応ニーズとともに、データの機密性、完全性やセキュリティに関する懸念が高まっているなか、法規制との整合性のとれたセキュリティ対策と監査可能なアクセスポリシーへの対応が求められています。情報およびレポートを社内および社外の監査人に提供する機能は、こうした要件の大半を満たすために必要不可欠なステップです。

Webアクセスマネジメントがもたらす効果

 Webアクセスマネジメントのための基盤を構築していると、ビジネス戦略に応じて柔軟にWebアプリケーションを展開することができ、市場の変化やビジネスチャンスへの対応を迅速に実施することができます。適切なセキュリティ基盤を構築することなくアプリケーションの導入を行うと、導入の遅延や延期が生じ、ビジネスのスピードに重大な影響を及ぼす可能性が高くなります。たとえば、金融サービス企業が取引用のWebアプリケーションを新規導入する場合、信頼できるセキュリティシステムや認証プロセスに基づいたものでなければ、導入に踏み切ることはできません。たとえ早期参入によるビジネスチャンスを放棄しても、セキュリティの危険を冒すことはできないからです。

 更なる効果としては、エンタープライズアプリケーション環境におけるセキュリティをより強固に、そして継続させることができる点です。保護対象リソースを集中管理することによって、多数のユーザやアプリケーションに対して、一貫したセキュリティを提供することができます。一元化されているが故に最新のポリシーへのメンテナンスもし易く、管理下のWebアプリケーションは常に最新のポリシーに則った運用ができることがセキュリティレベルを保つことにつながります。

図3 メンテナンス継続し、セキュリティレベルを保つことは
PDCAサイクルがきちんと機能しているということ
図3 メンテナンス継続し、セキュリティレベルを保つことはPDCAサイクルがきちんと機能しているということ

次のページ
コスト削減にも効果あり

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
Webアクセス管理が実現する企業セキュリティとコンプライアンス連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

日本CA 金子以澄(カネコ イズミ)

日本CA株式会社 マーケティング部 ビジネスユニットマーケティング プロダクトマーケティングマネージャ。国内大手流通業の情報システムを経て外資系ソフトウェアベンダへ。 プラットフォームを問わないソリューションプリセールス活動に従事。現在は日本CA株式会社にてセキュリティ製品の日本における製品戦略とオ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/213 2007/11/06 15:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング