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Hack For Japan Report

Hack For Japan~仙台、石巻を訪ねて


仙台から石巻へ―

佐々木氏の案内で、仙台から東松島市を通り、石巻へ向かう。

車での移動にすると30分程度にもかかわらず、津波の被害のあるなしでまったく違う風景が広がる。

平穏な仙台市内
平穏な仙台市内
東松島市内は津波被害のあるなしで風景がまったく違う
多賀城市内は津波被害のあるなしで風景がまったく違う
被害の大きい石巻
被害の大きい石巻

「距離で言うとそんなに違わないところなのに被害の度合いが全く違う。海抜でも説明がつかない差がある。水の流れが明暗をわけたのでしょう」(佐々木)

「物資が届かない。ボランティアが偏る…車で行けばこんなに近い距離なのに、なぜ?」―距離と断絶のギャップに驚きを隠せない及川氏。我々が訪問した4月7日現在は、ガソリンも出回り始めたころ。ここに、距離や物理的な問題だけでは説明のつかない、情報の断絶がある。せっかく仙台に来るのなら、仙台の状況だけでなく、津波の被災地の惨状もあわせて見てほしかった、と佐々木氏は言う。

「仙台市の住民で身近な人を津波でなくしたという人は意外と少ないんです。僕も遠い親戚がいるくらいです。仙台では、石巻のこの惨状をTVなどでしか知らない人も多い。感覚としては、東京の人に近いかもしれないです。距離は近いのに、大きな情報の断絶がある」

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「ネットがつながらなければ我々の存在価値はない」

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この記事の著者

小泉 真由子(編集部)(コイズミ マユコ)

情報セキュリティ専門誌編集を経て、2006年翔泳社に入社。エンタープライズITをテーマにイベント・ウェブコンテンツなどの企画制作を担当。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://enterprisezine.jp/article/detail/3040 2011/04/18 11:07

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