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【Excelデータ分析講座】5-4 ピボットテーブルによるメルマガ効果分析~ピボットテーブル編

ピボットテーブルの集計フィールド機能を利用すると、計算式を定義することで、元のデータにない値を作成し、分析対象の数値に含めることができます。今回は、集計フィールド機能を利用して、ECサイトが配信しているメールマガジンのレスポンス結果データからレスポンス率やコンバージョン率を計算し、メルマガ効果を分析します。

レスポンス率を計算する

 ここでは、以下のようなテーブルのデータを使用して分析を行います。

 このデータは、酒類販売を行っているECサイトが顧客向けに週1回配信しているメールマガジンでの販促効果分析を行うために、配信内容とレスポンス結果をまとめたものです。

 各列の内容は、以下のとおりです。

 最初にレスポンス率を計算します。レスポンス率とは、メールマガジンの配信に対して、どの程度の割合の顧客が、サイトに訪問したかを示す値です。

テーブル内のいずれかのセルが選択された状態で、
「挿入」タブの「ピボットテーブルの挿入」をクリックする。
「ピボットテーブルの作成」ダイアログ・ボックスで、「OK」をクリックする。
ワークシートの左側に空のピボットテーブルが、
右側に「フィールドリスト」と4つのボックスが表示された。
 
「フィールドリスト」の「カテゴリ」をドラッグして、「行ラベル」ボックスにドロップする。
「フィールドリスト」の「配信数」をドラッグして、「値」ボックスにドロップする。
「フィールドリスト」の「訪問者数」をドラッグして、「値」ボックスにドロップする。
 
ピボットテーブルが作成された。
 
「オプション」タブの「フィールド/アイテム/セット」から「集計フィールド」を選択し、
「集計フィールドの挿入」ダイアログ・ボックスが表示させる。
「名前」に「レスポンス率」を、「数式」に「=訪問者数/配信数」を入力して、「OK」をクリックする。
 
ピボットテーブルに「レスポンス率」が追加された。
 
セル範囲D4からD8が選択された状態で「ホーム」タブの「パーセントスタイル」ボタンと、
「小数点以下の表示桁数を増やす」ボタンをクリックする。
 
「レスポンス率」の表示形式が変更された。

 「常連さん優待」カテゴリのレスポンス率が比較的高く、「商品紹介」カテゴリのレスポンス率が比較的低くなっています。

次のページ
コンバージョン率を計算する

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この記事の著者

平井 明夫(ヒライ アキオ)

株式会社エムキューブ・プラスハート 事業企画コンサルタントDEC、コグノス、オラクル、IAFコンサルティングにおいて20年以上にわたり、ソフトウエア製品やITサービスのマーケティング、事業企画・運営に携わる。現在は、事業企画コンサルタントとしてIT企業の新規事業立上げ、事業再編を支援するかたわら、デ...

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