
EMCというとストレージを中心としたハードウェアベンダーのイメージが強い。にもかかわらず、データベースのスペシャリストがいるという。SIの経験を多く積み、バイオ関係のベンチャーも経験して現在に至るという。
ハードウェア中心のベンダーでソフトウェアのスペシャリストに

EMCのオールフラッシュ「XtreamIO」製品紹介セミナーにて、Oracle Databaseを稼働させたときのパフォーマンスについて解説している人がいた。それが三浦真さんだ。
現在はEMCにてオラクルのスペシャリストとしてプリセールスや検証支援などを行っている。EMCといえばストレージのハードウェアからバックアップのソフトウェアなど、ストレージを中心に製品を展開するベンダーだ。同社には三浦さんのようにソフトウェアのスペシャリストもいる。
「バックアップは取れるだけではダメですよね。普段の運用で効率良く取得するにはどうするか。バックアップしたものをちゃんとリストアするにはどうするか」と三浦さんは話す。
例えばある現場ではOracle Databaseで運用しているデータが100TBあるという。顧客は「大事なデータなので、できれば毎日フルバックアップしたい」という意向がありつつも、100TBもあると通常ではバックアップに50時間程度必要になる。2日以上かかる処理を毎日実行することはできない。そこで週に1回、あるいは月に1回フルバックアップして、後は差分でバックアップするのはどうか。あるいは別のサーバーにデータを同期することでバックアップとするのはどうか。そんなことを顧客と相談したりする。
ハードウェア中心のベンダーでソフトウェアのスペシャリスト。ここに至るまでどのような道を歩んできたのだろうか。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
加山 恵美(カヤマ エミ)
EnterpriseZine/Security Online キュレーターフリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Online の取材・記事も担当しています。Webサイト:https://emiekayama.net
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア