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「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」―Hackademyが提唱するサイバーセキュリティの新常識

サイバーセキュリティの「入口」を広げる

― これまでのセキュリティ教育には必ずターゲットがいましたよね。エキスパート向け、とか、技術に明るくない一般人への最低限の啓蒙とか、マネジメント層が知っておくべき……とか、何らかのターゲットの設定がありました。今日のお話を聞く限り、このHackademyのターゲットはかなり広い層と言えそうですね。

岡田「いま、セキュリティのことをわかっていないといけない人は技術畑の人だけではなくなっています。僕らは今まで経営層だマネジメント層だのの理解が必要だと言ってきたけれども、どうもそれだけでもないぞという時代になってきたつまり、ITを使う人は全員。ビジネスマナー、運転のルールなんかと同じです。いま、インターネットを使うということはどういうリスクを伴うのか、ビジネスパーソンは全員が知るべきです。サイバースペースで何が起こっているのか、まったくわかっていないうちは、いつまでたっても被害が減らないし、モヤっとした不安も払拭されない。だいたい無防備なひとからやられていくんですね。攻撃側の動機は金儲け。かつてのような自己顕示欲ではありません。情報を買ってくれるひとがいるから取ってくる。自分たちで悪用まではしない。当然盗みやすいところから盗むほうがやりやすい。完璧なセキュリティの、堅牢な場所からミッションインポッシブルみたいな感じで取ってくるわけではないんです(笑)」

― 盗みやすい、つまり無防備な人のほうが狙われやすいということですね。

岡田「そう考えるとですよ、セキュリティの専門家がいくら増えたところで被害は全然減らないということですよ。これまでの情報セキュリティ教育っていうのは、会社の指定する情報を守ることに主眼があった。でも、それでは昨今のリスクからビジネスを守りきれていないのは明らかですよね。サイバーセキュリティは、本来、人と生活を守るもの。社員を守ることは、会社のビジネスを守ることにつながります。だから、一般の社会人でなおかつインターネットを使って、データをやりとりしているのであれば、少なくとも仲間内でひとりはこれを受講しておいてほしいと思って作っています。まじめな話、標的型メールの訓練を月2回やるより、1回Hackademyを見たほうがリスクは下がると思います(笑)

蔵本「僕らはセキュリティの底上げをしたいんです。だって、セキュリティにめっちゃ詳しい人が何万人かできたとして、俺が全部守ってやるんだっていうのは無理じゃないですか。それよりは一人ひとりの免疫力を高めたほうが絶対効率がいいし、逆にそうじゃないと攻めての人数に対して無理なので、要はベースアップしていこうということなんですよね」

デジタルコンテンツのおもしろさ

― 普段はプロフェッショナル向けのリアルセミナーや講義などで活躍なさっているお二人ですが、デジタルコンテンツならではの魅力ってありますか?

岡田「接点を多く持てるのはデジタル配信の大きな魅力ですね。リアルなセミナーの魅力はそれこそたくさんありますが、地方在住で東京のセミナーに参加するのは無理という人もいるし、平日の昼に仕事抜けてセミナーとか無理、という人もいるでしょう。あとセミナーは高額ですので、会社がそのお金を払ってくれるのかとかですね―まあ、価格的にも物理的にも制約が大きいわけです。ただ、いま僕らが話したような目的、広い層へ向けて発信していきたいといった場合、スケーラブルなほうが都合がいいんです。で、ここが重要なんですけど、ただ、広まればいい、観てもらえればいいというわけでもないんですよ。『本当に学びたい』とは思ってほしいんですよ。たとえば、YouTubeとかポッドキャストで配信とかだったら、それなりのそういうコンテンツはあるんです。Hackademyは裾野を広げたいのと同時に、本気で本物の知識を手に入れてほしいんです」

― なるほど。Hacademyは、だいたいセキュリティの専門書1冊買うくらいの値段でセキュリティを学ぶことができますね。繰り返し視聴できる、自分の好きなペースで視聴できるという部分は書籍に似ていますね。セミナーのいいところと書籍のいいところを生かしたデジタルコンテンツ…と考えると、むしろこれで6000円って安いですよね。

岡田「そう、それで多くの人に、広く学んでもらえる。やってみてわかったんですが、わりと本気の人が集まってきますね」

蔵本UdemyのUIだと講師に個別メッセージを送ることもできるし、公開で質問することもできる。両方ともたくさんの質問が来ますよ」

― ある意味、リアルセミナー以上のインタラクティブなやり取りが発生するということですね。今回はビギナー編、ということでしたが、今後もこのHackademyプロジェクトは続けていかれるのですか?

岡田「そうですね、オンラインコースの応用編も作っていく予定ですし、ニーズに応じてワークショップの開催なども考えています」

蔵本「Hackademyで取り上げているさまざまな情報というのはインターネットをさらえば断片的に拾える情報だったりはするのですが、マネジメントやお金、ビジネスの話と攻撃や防御いった技術の話がバラバラに好き勝手にコンテンツが置かれているような状態です。これを1か所にまとめて整理したコンテンツというのはほかにないのではないかと思っています」

 たぶん、いま日本でいちばんおもしろいセキュリティオンライン講座
Hackademyの「サイバーセキュリティ~ハッキングと防御 ビギナー編」はこちら

Udemyでいつでもどこでも

 今回はUdemyさんのセキュリティ講座、Hackademyについて紹介しました。いかがでしたでしょうか。

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Security Online編集部(セキュリティ オンライン ヘンシュウブ)

Security Online編集部翔泳社 EnterpriseZine(EZ)が提供する企業セキュリティ専門メディア「Security Online」編集部です。デジタル時代を支える企業の情報セキュリティとプライバシー分野の最新動向を取材しています。皆様からのセキュリティ情報をお待ちしております。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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