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SaaSベンダーのWorkdayが新たに目指す、Salesforceが成功させたPaaS活用のビジネスモデル


Workday Rising 2017ではAnalytics機能の「Workday Prism Analytics」、Data as a Serviceの「Workday ベンチマーキング」の2つが発表された。そしてもう1つ大きな発表となったのが、SaaSベンダーのWorkdayもいよいよPaaSとなる「Workday Cloud Platform」を提供することだ。

SaaSベンダーのWorkdayもいよいよPaaSを提供

Workdayプラットフォームテクノロジーのシニアバイスプレジデント ダン・ベック氏
Workdayプラットフォームテクノロジー
シニアバイスプレジデント ダン・ベック氏

 Workdayプラットフォームテクノロジーのシニアバイスプレジデント ダン・ベック氏は、Workday Cloud Platformを使うことでWorkdayの顧客が拡張機能やアプリケーションを容易に構築できるようになると説明する。Cloud Platformは標準ベースのAPIを多数提供するものになる。Workday Cloud Platformの機能は、6社のでデザインパートナーと一緒に開発してきたものだ。

 WorkdayはこのPaaSを使ってアプリケーションを開発するための、ビルディングブロックを提供するのが基本の方針だ。ユーザーインターフェイスやワークフロー、自然言語で会話ができるChat機能などもそれぞれ部品として利用できる。さらに、WorkdayのHRやファイナンシャルのアプリケーションのデータなどにもアクセスできる。これらさまざまな機能を持つビルディングブロックを部品として利用し、新たなビジネスプロセスやユーザーインターフェイス、データモデルやワークフローを組み込んだアプリケーションを開発できる。

 Workday Cloud Platformは、顧客自身が利用することもできるし、Workdayの導入支援などを行うSI企業などが利用して顧客のための拡張機能を構築することも可能だ。またISVなどが、Workdayの各種アプリケーションと連携する独自アプリケーションを構築することもできる。

 「Workday Cloud Platformは、Salesforce.comのForce.comのようなものになります。なので、Salesforceが行って成功を収めているISVとのビジネス協業モデルと、同様なことが日本でもできるのではと期待しています」(ベック氏)

 Workday Cloud Platformだけでもさまざまな機能を構築できるが、さらにAmazon Web ServicesやMicrosoft Azure、Google Cloud Platformなどのパブリッククラウドが提供する機能と連携させ、さらに多彩なアプリケーションを実現できるともベック氏は説明する。

 WorkdayではCloud Platformをパートナー企業などが使いこなせるようにするために、まずは80社のソフトウェアパートナーなどを対象に8週間のトレーニングプログラムも提供する。Workday Cloud Platformの正式な提供開始は2018年になる予定で、当初は限定した顧客から展開し徐々に利用者を広げていく。

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

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