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マスターデータ管理、3つのステップを統合管理~インフォマティカ・ジャパンがマルチドメインMDMを実現するマスターデータ管理製品を提供開始


インフォマティカ・ジャパンはマスターデータ管理製品「Informatica MDM」の国内提供を開始した。Informatica MDMは、複数システムに散在するデータの矛盾や重複といった課題を解消し、マスターデータとして一元的に管理するためのツールだ。マスターデータ管理の実現により、複数システムに散在していて取得するのに多大な労力と時間を要していた情報取得の手間を大幅に削減し、情報収集作業に時間を費やすのではなく社員が本来やるべき業務に注力できるなどの業務の効率化が実現できる。

 

 インフォマティカ・ジャパンはマスターデータ管理製品「Informatica MDM」の国内提供を開始した。Informatica MDMは、複数システムに散在するデータの矛盾や重複といった課題を解消し、マスターデータとして一元的に管理するためのツールだ。マスターデータ管理の実現により、複数システムに散在していて取得するのに多大な労力と時間を要していた情報取得の手間を大幅に削減し、情報収集作業に時間を費やすのではなく社員が本来やるべき業務に注力できるなどの業務の効率化が実現できる。

マスターデータ3つのステップ

 インフォマティカによれば、マスターデータ管理には3つのステップがあるという。

  1.  サイロ化された複数のシステムのデータについて名寄せを行い、矛盾や重複を解消し単一のビューで見えるようにする
  2.  それぞれのデータを顧客軸、商品軸など特定のドメインをキーにして関連づけし、そのキーに関する情報を360度ビューで見える化する
  3.  360度ビュー化したドメインを相互に関連づけし、マルチドメインでデータを統合化し活用できるようにする

 従来インフォマティカが提供してきた実績あるETLツールを使っても、マスターデータ管理の最初のステップくらいまでは実現できる。しかし、その先のステップを実現するのは、ETLだけでは難しい。

 そこでインフォマティカでは、マスターデータ管理ソリューションでリーダーのポジションにあったSIPERIAN社を2010年2月に買収し、同社製品のSiperianをインフォマティカの技術と融合させ、新たにInformatica MDMとして提供を開始した。

 Informatica MDMは、2010年12月に英語版での提供を開始しており、今回は日本語化などのローカライズを施し日本市場での提供を開始する。

 マスターデータ管理については、昨今、企業内にあるオンプレミスシステムのデータを、統一したビューとして管理するだけでなく、クラウドコンピューティング上にあるシステムのデータについても、管理対象は拡大している。

 さらに、企業が業務に利用するシステムのデータだけでなく、インターネット上にあるFacebookやTwitterなどで流通する企業関連のデータについても取り込み、ビジネスに活用する傾向が出てきているとのこと。先に示したマルチドメインでのマスターデータ管理に加え、これらさまざまなデータについてもInformatica MDMでは統合的に管理できる点が、他社製品に対する優位性となっているようだ。

 2012年にはさらに拡張し、日本独自の名寄せ機能などもInformatica MDMに取り込んでいくという。すでに海外においてInformatica MDMの実績は数多くあり、製品とともにそれら事例から得られたベストプラクティスを顧客に提供していく。さらに、当面は既存の同社のETL製品を利用している顧客を対象に、データ統合とマスタデータ管理を融合させるソリューションを提案し、既存顧客のアップセルによるビジネスの拡大を目指すとのことだ。

名寄せを行い統合化されたマスターデータは、関連づけをグラフィカルに表現。
顧客基軸の360度ビューなどとしてビジネスに活用できる
名寄せを行い統合化されたマスターデータは、関連づけをグラフィカルに表現し顧客基軸の360度ビューなどとしてビジネスに活用できる

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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