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「純国産品質の名にかけて!」日立の品質保証部に潜入した(前編)

設計部門と品質保証部門の仲は良好ですか?

 と、こうして見ていくと、何だか細かい小言ばかり言う品質保証部門に、設計部門がいじめられてる構図に見えなくもない……とここで、設計部門の板谷さんが一言。

 「まあ設計部門から見ると、ぶっちゃけ面倒なこともありますね(真顔)」

 ちょ、ちょっと! ぶっちゃけ過ぎ! まあ、これはもちろん、あくまでも板谷さんなりのキツイ冗談なのだが。でも実際のところ、こういう仕事の進め方だと、設計部門と保証部門でやり合う場面って結構あるのでは……と恐る恐る、梯さんに聞いてみる。

 「そこはお互い、責任分担がはっきりしていますから。社内で品質責任を持つのは設計部門なので、われわれ品質保証部門はその責任をきっちり問いますが、社外に対しては一転して、品質保証部門がすべての責任を持つんです。お客さまの前では、品質保証部門が『この製品は私の責任です』と言って対応します。なので、自然とお互いの立場を尊重し合いながら、信頼関係を築けています。私の知る限りでは日立は、品質保証部門が設計部門からもっとも信頼されているベンダーの一つだと思いますね」

 なるほど。確かに、一方だけが品質責任を負うんじゃあ、割に合わないもんね。とここで、板谷さんが設計部門の立場から一言。

 「プロジェクトとの初期段階から品質保証部門と連携しているので、設計部門としては後工程になってから『今ごろ指摘するなよ!』とは言えないんですよね。『あのとき言っただろう!』と品質保証部門に言われたら、こっちはもうぐうの音も出ない(笑)」

 これを受けて、梯さんも、

 「品質保証部門は対外的に矢面に立つ分、社内では必死ですよ! 『こんなもの出されちゃ、たまんないよ!』と(笑)」

 なんか、こういうやり取りを聞いてると、お互いに仕事上の緊張関係は保ちつつも、なんだかんだ言ってめちゃ仲いいみたいだ。

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「障害支援室」とは一体なんぞや?

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この記事の著者

吉村 哲樹(ヨシムラ テツキ)

早稲田大学政治経済学部卒業後、メーカー系システムインテグレーターにてソフトウェア開発に従事。その後、外資系ソフトウェアベンダーでコンサルタント、IT系Webメディアで編集者を務めた後、現在はフリーライターとして活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://enterprisezine.jp/article/detail/4782 2013/05/21 00:00

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