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やまもといちろう氏に西内氏、油野氏が新会社設立。データサイエンスの専門企業、データビークルって何だ?

2015/02/18 06:00

 先週、注目のベンチャー企業が事業説明会を開催した。「誰もがビッグデータの価値を引き出せる世界を実現する。そのために設立されたデータサイエンス専門企業です」と述べるのは、株式会社データビークル 代表取締役 CEOの油野達也氏だ。ビッグデータ活用が世の中で認知されるようになり、データの資産価値は上がっている。このデータの価値を最大化し有効に活用できるようにする。それをコンセプトとする企業がデータビークルだ。

西内氏のデータサイエンティストのノウハウを誰でも使えるように

データビーグルのみなさん 左から西内 啓氏、油野達也氏、山本一郎氏
データビーグルのみなさん 
左から西内 啓氏、油野達也氏、山本一郎氏

 データビークルの「データの価値を高める」ところを担う製品の責任者を務めるのが、統計学の専門家でありデータサイエンティストとしても有名な西内 啓氏だ。そして、この会社の財務責任者を務めるのはプライバシーフリークカフェでもお馴染み、元切込隊長こと山本一郎氏。油野氏は、インフォテリアの名物営業部長としても有名だった人物で、IT提案営業経験28年というベテラン。こんな経営陣が率いる会社となれば、いったいどんなソリューションを展開するのか興味深い。

 データビークルでは、西内氏のノウハウをソフトウェアとして提供する。2015年4月から提供を開始するのが「DataDiver」。統計学を駆使したデータ分析ツールだ。とはいえこれ、いわゆるBI/BAツールではない新しい分析ツールだ。

 データサイエンティストである西内氏のところにはさまざまな相談が持ち込まれる。

 「ものすごく切羽詰まった相談が多いです。そして、それらには上手くいかないパターンがあります。皆さん、同じように困っているのなら、ツールを使って解決するようにしよう。そうすれば日本全国で、問題を解決できるのではと考えました」(西内氏)

 データを活用し価値を生むための理想的な流れは、PDCAサイクルをきちんと作ること。PDCAの形でデータが回るようになれば、理想的なデータ分析の流れができあがる。データがあってそれを分析し、結果から改善を行う。業務の現場でPDCAサイクルが回るようになれば、必ずなんらかの効果が出る。

 しかし実際はそう簡単ではない。たとえば、データの分析者が直接改善に関与できない。なので、意思決定者なりに分析結果を進言し、意思決定者がそれを現場担当者に伝える。この過程を経ると分析者が意図した改善策とは異なったものが現場に伝わることも。さらに分析者自身が、現場のことを理解しないまま分析を行っている場合もある。

 「意思決定者が数字嫌いだったりもします。その人が分析結果を読み取るとかでは上手くいきません。そして分析しているデータ自体が、そもそもダメな場合もあります」(西内氏)

 こうしたボトルネックを外すのが、相談された際に西内氏が行っているコンサル業務だ。

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著者プロフィール

  • 谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

    EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーター ブレインハーツ取締役。AI、エキスパートシステムが流行っていたころに開発エンジニアに、その後雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダの製品マーケティング、広告、広報などを経験。現在は、オープンシステム開発を主なターゲットにし...

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