「Products」記事一覧
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2014/10/09
Oracleが入ってきてクラウド市場は面白くなってきた
先週はOracle OpenWorld 2014の取材でサンフランシスコに行っていた。今年の注目ポイントは、CEOの座を降りCTOとなったラリー・エリソン氏からどんな発言が飛び出すのか。思っていた以上に強調されていたのは「クラウド」。それも「クラウドでNo1を目指す」というものだった。数年前にOracleは、パブリックもやるけれどクラウドはどちらかといえばイネーブラーに徹するという方針だった。それがSaaS、PaaS、IaaSと3つのラインナップを揃え、どれも本格的に市場展開すると言う。これは...
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2014/09/29
Oracle OpenWorld 2014が開幕、CTOとなったラリーがOracleクラウドの強さを語る
2014年9月28日、今年もOracle OpenWorld 2014が、米国サンフランシスコのモスコーンコンベンションセンターで始まった。イベントの開催直前に、CEOであるラリー・エリソン氏が代表執行役会長 兼 CTO(Chief Technology Officer)になり、マーク・ハード氏、サフラ・キャッツ氏の2人がCEOに昇格するという経営体制の変更を発表したこともあり、CTOとなったラリー・エリソン氏からいったいどんな言葉が飛び出すのかに注目が集まった。
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2014/09/29
IBM ココロスキー氏に訊く、DBaaSベンダーCloudant買収で生まれた新たなメリット
去る2014年2月24日、米国ラスベガスで開催されたカンファレンス「IBM Pulse 2014」。前日まで行われていたパートナー企業向けセッションに、CloudantのファウンダーでありCTOのアダム・ココロスキー氏はゲストの立場で参加していた。ところが翌日にはIBMがCloudantを買収すると発表。そこからはイベントのホストへと立場は一変することになった。買収したSoftLayerを中核にクラウドに注力するIBM。そして、新たに手に入れたクラウドサービスのCloudantを融合することで...
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2014/09/24
AWSストレージ使い方いろいろ
9月9日、アマゾンデータサービスジャパン株式会社はAWS Cloud Storage & DB Dayを開催し、ストレージとデータベースに焦点を当てたイベントを開催した。その中で同社 エンタープライズ部 ソリューションアーキテクト 小林正人氏はAWSストレージ関連サービスの概要から活用のバリエーションを紹介した。
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2014/09/18
「JPOUG> SET EVENTS 20140907」フォト・レポート
9月7日、JPOUG(Japan Oracle User Group)は「JPOUG> SET EVENTS 20140907」を開催した。活動開始から2年、Oracle製品を中心とした情報交換と交流のためのコミュニティとして定着してきている。
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2014/09/17
サイボウズが語る、「クラウドをやってみてわかったこと」
クラウドの本命はいま注目を集めがちなIaaSではなくPaaSやSaaSだという話題は、何度か記事でも触れている。IaaSがダメというわけではないないが、本来ユーザーが欲しいのはIaaSの上で動いているソフトウェアでありサービスだ。それらをオンデマンドに、欲しいときに欲しい分だけ使える環境が欲しい。それが柔軟にできることこそがクラウド本来のメリットなので、本命はPaaSやSaaSだろうと思うのだ。
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2014/09/16
ティントリの仮想化専用ストレージ、富士通によるOEM化で日本品質が証明される
仮想化専用のストレージを提供するティントリは、2008年に創業、最初の製品は2011年から提供を開始した。同社は100%の顧客満足度を獲得することを目指していると言うのは、CEOのケン・クライン氏だ。現在までに顧客は500社おり、もちろん彼らからこれまでに製品を返品されるようなことは一切ない。
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2014/09/09
マイクロソフトの成功がパートナーとともにあらんことを
発表会やイベントの取材に出かけ苦労するのが写真撮影。会場が暗いとシャッタースピードが上げられずぶれた写真になりやすい。とはいえ、光の具合は撮影テクニックや機材でなんとかできる。いかんともしがたいのが被写体の表情だ。原稿を読むタイプの人だと顔が俯き加減でなかなか目線のある写真が撮れない。さらに緊張し表情が硬いのもシャッターチャンスが難しい。トラブルの釈明なら神妙な表情でもいいが、多くの発表は新製品や今後の戦略など前向きなもの。できれば力強く語っている瞬間やにこやかにアピールしている様子を撮りたい...
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2014/09/05
日本オラクル、HadoopにSQLでアクセスできるビッグデータ分析基盤ソフト「Oracle Big Data SQL」を発表
日本オラクルは9月1日、SQLを用いてHadoopやNoSQLデータベースにアクセスできるようにするソフトウェア新製品「Oracle Big Data SQL」を発表した。エンジニアドシステム「Oracle Big Data Appliance」上で動作し、データベースマシン「Oracle Exadata Database Machine」と連携して動作する。7月に米国で発表された新製品で、国内では9月中に提供開始する。
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2014/09/03
街中不具合報告アプリ「ちばレポ」の裏にSalesforceあり
街灯の電球が切れた、ミラーが壊れている…街中の不具合を、簡単に役所に報告し迅速に対処してもらう―千葉市にスマートフォンを使った不具合レポートツールが登場した。
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2014/08/28
データベースNo.1のOracleは、マーケティングでもNo.1になれるか?
「どれだけOracleがマーケティング分野に真剣に取り組んでいるのか、それを示します」と言うのは、日本オラクル 代表執行役社長 兼 CEOの杉原博茂氏。日本オラクルでは2020年までにNo1クラウドカンパニーとして認知されるビジョンを掲げている。Oracleの言うクラウドは、世間一般でイメージしやすいSaaSやIaaSのパブリッククラウドだけではない。コミュニティクラウド、ハイブリッドクラウド、プライベートクラウドなどあらゆるものが含まれる。このNo1クラウドへの道の最初のSaaS戦略が「Or...
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2014/08/25
後発Oracleはデュアルフォーマットでデータベースのインメモリ化を加速する
DB Onlineでは、「2014年版 ー最新データベース高速化手法を紐解けー」と題し、代表的なデータベース高速化手法に着目して、それらの利点や苦手なポイントはどこか、どういう際にはどの手法が効果的なのか、同じ高速化機能でもベンダー間でどのような違いがあるかなどを解説する特集企画を実施する。第一弾として紹介するのは、7月から正式に日本でも提供が開始されたOracle Database 12cのインメモリーデータベース機能「Oracle Database In-Memory」だ。
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2014/08/07
Hadoopの生みの親Doug Cutting氏が語るHadoopの今と未来
2014年7月8日、都内で「Hadoop Conference Japan 2014」が開催された。今回の事前参加登録者数は1,296名。これまでは1,000から1,100名くらいの参加者数だったので、若干の増加に止まった。しかしながら内訳は初めて参加する人の割合が65%と高く、人数は大きく増えなかったがHadoopユーザーの裾野が広がりつつあることを表しているようだ。
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2014/08/01
EnterpriseDBに訊いた、PostgreSQLコミュニティとEnterpriseDBの共存共栄の関係
調査会社の数字などによれば、データベース市場は世界でおよそ340億ドル。多くをOracle DatabaseやMicrosoft SQL Serverなど商用データベースが占めている。ちなみに最近話題のNoSQLデータベースは、市場シェアで見ればまだわずか3億ドル程度しかない。金額ベースではこのような市場占有率になるが、利用率、あるいは伸び率などで見ると違った側面が見えてくる。ライセンスが無償なので金額ベースの市場シェアでは表に出てこないが、利用が増え人気が出つつあるのがオープンソースのデータ...
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2014/07/28
サッカー・ワールドカップ優勝の影にSAPあり
7月14日、ドイツの優勝で幕を閉じたサッカーワールドカップ・ブラジル大会。ワールドカップで寝不足と戦い熱く盛り上がった人たちも、2週間も経ったのでさすがに興奮も一段落、冷静に振り返ることができるだろう。IT的な振り返りとして憶えておきたいのが、24年振りのドイツ優勝には本社を同国に置くエンタープライズIT企業SAPが貢献していたことだ。
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2014/07/23
インフォテリアは三たび世界を目指す/Tableauはみんなが使うBIツール
先週は国産ソフトウェアベンダーとして気を吐く存在のインフォテリアが、事業戦略の説明会を開催した。同社のミッションは「組織を超えたコンピューティングを実現するソフトウェアを開発し、世界規模で提供する」というもの。XMLをエンタープライズで活用するソリューションである「ASTERIA WARP」から始まり、2009年には新たに「Handbook」を出荷しモバイルとクラウドの世界をエンタープライズで活用する領域にも進出した。
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2014/07/08
クラウド一番勝負!オラクルとマイクロソフト、それぞれの戦略の違いを読む
先週は日本オラクルと日本マイクロソフトが、新年度の戦略説明会を開催した。どちらも重要なキーワードは「クラウド」。とはいえ、そのアプローチにも現状にも大きな違いが見て取れる。
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2014/06/30
マルチテナントに未来はあるか
「ユーザーにとってマルチテントのどこにメリットがあるんだ!」―SAP SAPPHIRE NOW 2014の基調講演後のプレス向けセッションで、記者からのSAP HANAのマルチテナント対応について質問された、SAPの共同創業者で会長のハッソ・プラットナー氏。彼は興奮気味にマルチテナントなんて必要ないとまくし立てた。マルチテナントは「ベンダー側の都合」であり、ユーザーにとってはなんらメリットはないというのが以前からのプラットナー氏の主張だ。
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2014/06/26
MongoDBの火付け役をめざして―NRI 渡部徹太郎さん
今回のDBプロは野村総合研究所(以下NRI)オープンソースソリューション推進室の渡部さん。オープンソース技術支援や技術動向を調査をする立場だ。現在担当する製品のなかでも特にドキュメント指向データベースMongoDBが気に入っているという。
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2014/06/25
あなたはクラウドに何を載せますか?
今やほとんどのシステムはクラウドで動く。よっぽどシビアなレスポンスが要求されるものや、データの機密性が高くクラウドには置きたくないものでもないかぎりクラウドで動かして何ら問題はない。とはいえ、現時点でクラウドにかなり向いているものとそれほど向かないものもあるのは事実だ。