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デキるシステム担当者のスキルノート

稟議を通せ!上司を納得させるシステム提案の冴えたやり方

第1回

どれほど優れたIT投資計画も実行できなければ意味がありません。今回は、社内稟議を突破するために最低限知っておきたいポイントを解説します。

情報システム部も高度なコミュニケーション力が求められている

 これまで会議ファシリテーションに関する連載を続けてきましたが、情報システム部門で使えるコミュニケーションノウハウを重点的に取り上げていくために、「情報システム部門向けのコミュニケーション術」と改めてお届けしていきます。

 情報システム部門はITそのものを扱う部署であり、ITに関わるあらゆるコミュニケーションが発生します。例えば、ベンダーから支援を受けてシステム開発や運用をしているのなら、ベンダー管理、サブコン(サブコンストラクター)管理が必要です。社内ユーザーへのサポートを受け付けているならユーザー依頼対応がありますし、新たなITシステムを導入するためには稟議プロセスで多くの人を説得することが求められます。いずれもコミュニケーションスキルや表現力がものをいう世界です。

 専門性に根ざしたITスキルを有することはもちろん必要ですが、ITに関する説明責任を果たすためにはそれだけでは足りません。客観的な情報と相手を納得させるだけの説得力が必要になります。

 このなかでも最も難しいのが稟議です。経営者の意思決定を求める稟議プロセスはどこの業界にもありますが、ITスキルとは無関係に社内提案力が要求されるため、IT業界の人間には慣れ親しみが少なく困っている人が多いと思われます。そこで第1回では稟議を取り上げます。

 稟議で最も重要なことは「目的と効果」を明らかにし、「財務的な影響」を示すことです。ここからはこの両面について深く掘り下げてみましょう。

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定量評価なき稟議は時間のムダ

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この記事の著者

吉澤 準特(ヨシザワ ジュントク)

外資系コンサルティングファーム勤務。ビジネスからシステムまで幅広くコンサルティングを行う。専門分野はシステム運用改善をはじめとするインフラ領域だが、クライアントとの折衝経験も多く、ファシリテーションやコーチングにも造詣が深い。まぐまぐにてメールマガジン「IT業界の裏話」を発行中。著書に「最新会議運営...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://enterprisezine.jp/article/detail/1750 2009/08/25 07:00

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