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IT Initiative Day 2009/運用管理 Specialセッションレポート

ITリソース・運用管理業務の効率化を支えるシステム運用管理とは ~ 株式会社日立製作所 鎌田義弘氏

「統合化」「仮想化」を実践する上で避けて通れないのが、システム運用管理だ。 日立製作所 ソフトウェア事業部 オープンミドル運用管理推進部長 鎌田義弘氏の講演では、クラウド時代の運用管理を支える統合システム運用管理「JP1 Version 9(以下、JP1 V9)」 が紹介された。

クラウド時代のシステム運用を支えるツール

 日立製作所が開発し、提供しているJP1は、運用管理ソフトウェア分野で12年連続トップシェア※の製品だ。ソフトウェア事業部の鎌田氏は、「市場がホットになっているクラウド、仮想化に向けてシステム運用管理の効率化、運用改善にツールを役立ててほしい」と語る。

※テクノ・システム・リサーチなどの調査による

日立製作所 ソフトウェア事業部 オープンミドル運用管理推進部長 鎌田義弘氏
日立製作所 システム管理ソフトウェア本部 JP1マーケティング部 オープンミドル運用管理推進部長 鎌田義弘氏

 JP1は、4つのカテゴリーで構成されている。システム全体の稼働状況を見る「モニタリング」、計画的に業務を動かす「オートメーション」、IT資産を効率的に管理し守る「ITコンプライアンス」、システム基盤を支える「ファウンデーション」だ。JP1は国内開発の強みを生かし、ニーズへの迅速な対応と、確かなサポート体制を提供してきた。

 厳しい経済状況の中、企業はIT投資を大幅に抑制している。ただ鎌田氏が「国内運用管理ソフトウェア市場はプラス成長を堅持している」と語る通り、コスト削減、効率向上につながるものを中心に厳選して投資されているというのが現状のようだ。そこに押し寄せている波が、クラウドコンピューティング、仮想化だ。コアとなる業務は企業内クラウドで自社運用し、それ以外は外部クラウドサービス利用というように、ITシステムの利用形態は多様化の時代に突入している。

 クラウド利用のメリットとして期待されるのは、サーバ集約によるコスト低減、ITリソースの効率的な活用などだ。しかしその一方、システムが大規模になり、複雑化する。そこでツール等の活用により可能な限り属人化を廃し、自動化してシステムの全体最適化につなげていくことが必要だ。

次のページ
システムのライフサイクルを念頭に全体最適化

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この記事の著者

久原 秀夫(クハラ ヒデオ)

フリーランス/ITライター

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