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組込み技術者はなぜ「使える」モデル図が描けないのか?~業界特有の苦悩とその打開策

UMTPモデリング技術セミナーレポート

モデルをたくさん描いて問題を分けて整理する習慣を身につける

 ここまで、組込みソフトウェアにおけるモデリングについてお話してきましたが、使えるモデルを描くためのポイントをまとめると以下のようになるでしょう。

使えるモデル図を描くために必要なこと
  1. 実装ありきのモデルから脱却すること
  2. モデルを目的・手段で階層化すること
  3. 階層化したモデルの中でも特に目的レベルを重視すること

 もちろん、一朝一夕にできることではありません。これらを実践するためにはモデルをたくさん描いて慣れることが一番です。いきなり複雑なものに手を出すと混乱するので、小さく簡単なものから始めると良いでしょう。自動制御のない旧式の洗濯機や扇風機、黒電話などのモデル図を描いてみましょう。洗濯板やうちわ、糸電話でも構いません。

図10:身近な電化製品をモデリングしてみましょう
図10:身近な電化製品をモデリングしてみましょう
図11:始めのうちは簡単なものでもかまいません
図11:始めのうちは簡単なものでもかまいません

 ただし、モデル図を作成する際にはUML表記に従うことをお勧めします。きちんとした表現は、共有・再利用という点でも重要なことですからね。考えを整理するスキルはすぐには身につきませんが、千里の道も一歩から。今日からすぐに始め、根気よく続けていきましょう!

関連情報
  • 今回のセミナーの講演スライド、および講演者を囲んで行われたワークショップの詳細は、UMTPのWebサイトにて提供されています。
  • 「読者への挑戦!」として取り上げた問題は、UMTPのUMLモデリング技能認定試験サンプル問題の中で、【L3モデリング問題-問題2(組込み系)】の例題として提供されています。

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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

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