SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

DB2 Webセミナー(AD)

サーバ集約と運用効率向上の機能をDB2の中に見る

第1回

仮想環境に対応したライセンスでコスト効率も高く

 DB2の仮想化対応は、ライセンスにも及んでいる点も指摘しておきましょう。DB2ではベースとなるハードウェアのCPU数ではなく仮想環境を単位としてライセンス可能なため、仮想環境下での効率的なライセンス利用が可能とのこと。

 また、UNIXサーバが持つハードウェアによる仮想化機能では、例えば月末の繁忙期のみCPUを多く割り当てるといったこともよく行われます。DB2では、こうしたハードウェアの仮想化アーキテクチャに対応して、使った分だけライセンスが発生するような仕組みになっています。

 仮想化に対応したライセンス体系かどうかはベンダによって差があるのが現状ですが、IBMは柔軟なライセンス体系を備えていることが分かります。

複数のデータベース統合を容易にするワークロード管理

 サーバ統合を行うときには、データベースもできるだけ集約して運用したほうが運用効率を高める点で有利です。

 しかし、負荷の高い処理が走った場合など、ほかのユーザーへの影響を気にする場面が増えます。月末のバッチ処理や分析を行うアプリケーションとOLTPを混在させてしまうと、重い処理が走ったときにOLTPのレスポンスに影響を与えてしまうのではないかということも気になるでしょう。

 DB2はワークロード管理機能(図1)を備えており、例えば重いクエリは自動的に低い優先度で、OLTP処理は高い優先度で実行する、といった設定が可能です。これにより、種類の異なる操作を行うユーザーやアプリケーションでも1つのデータベースに統合しやすくなるでしょう。

 優先度の設定でいちばん簡単なのはユーザーごと、もしくはアプリケーションごとの設定で、早いレスポンスが必要とされるオペレータや業務には高い優先度で、集計処理や分析などバッチ的な処理の人や業務には低い優先度で、といった設定はよく使われそうです。

 クエリの実行コストを計算して一定の閾値以上だったら、あるいは大きすぎる一次表領域を使う場合に優先度を落とす、といった設定もできるので、間違ったクエリで多大な影響を被るといった事故も予防できます。

図1:ワークロード管理機能

次のページ
データ圧縮で過去のデータは小さく、性能向上も

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
DB2 Webセミナー連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

新野 淳一(ニイノ ジュンイチ)

1988年に株式会社アスキーに入社。データベースのテクニカルサポート、IT系雑誌編集などを経て、フリーランスのライターに。2000年には株式会社アットマーク・アイティの設立に参画し、取締役就任。IT技術系のWEBサイト「@IT」の立ち上げにも関わる。2008年、「@IT」発行人を退任し、再びフリーラ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/2238 2010/11/01 13:06

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング