「HP Enterprise Data Warehouse Appliance」は、MPP（超大規模並列処理）技術を採用したSQL Serverの大規模DWH専用エディションである「Microsoft SQL Server 2008 R2 Parallel Data Warehouseエディション」と、日本HPのx86サーバー「HP ProLiantサーバー（DL360 G7）」およびストレージ「HP StorageWorks P2000 G3 MSAディスクアレイ（HP StorageWorks P2000）」を組み合わせアプライアンス製品。発表によると、DWH用アプライアンスの競合製品と比較して、約3分の1の低コストで数百テラバイトを超える大量データの高速処理を可能にするとしている。
また、「HP Business Decision Appliance」は、「HP ProLiantサーバー」のパフォーマンスを最大化できるように最適化された「Microsoft SQL Server 2008 R2 Enterpriseエディション」と「Microsoft SharePoint 2010」がプリインストールされたアプライアンス製品。「PowerPivot」機能により、企業内の誰もがデータを簡単に活用できる「セルフ サービス BI」を実現するシステムを短期間で構築可能だという。
今回の製品リリースにともなって、日本HPと日本マイクロソフトは、「マイクロソフト大手町テクノロジーセンター（東京都千代田区）」に設置された「HP Enterprise Data Warehouse Appliance」の実機を使用した「Proof of Concept (PoC) サービス」を、導入検討ユーザーに無償で提供するという。これにより、ユーザーは製品が要件を満たしているかを事前に検証してから採用を決定できるとしている。
また両社は、「HP Business Decision Appliance」によって実現される「セルフ サービス BI」を、「マイクロソフト大手町テクノロジーセンター」において体験可能にするとし、それによって、BIツールは難しいというユーザーの固定概念を払しょくし、利用促進を図るという。
■ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3967
