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第4回 パフォーマンスを上げるための組織作り(応用編)

  2011/09/07 07:00

過去3回で人財育成フレームワークを自社にも構築できそうだなぁと感じていただけた方も多いのではないでしょうか。趣味もスポーツも仕事など何事でも最も大事なことは「継続と改善」です。せっかく良い仕組みを構築してもそれで終わってしまっては意味がありません。継続的に利用してシステムを生かし伸ばしていきましょう。最終回の今回は、「パフォーマンスを上げるための組織作り(応用編)」として、人財像が可視化された状態の鮮度を維持する秘訣や「おっ、そんなことまでできるのか!」といったことについて考えてみましょう。

研修プログラムをスキルに連動しよう

 研修プログラムは多くの企業で行われていると思います。新入社員研修・資格取得支援研修・マネージャー研修などなど対象もレベルもさまざま試行錯誤で改善されていることと思います。さて、ここで皆さんに質問があります。これらの研修プログラムで習得したはずのスキルの管理はされていますか?管理されているとしたらどのように管理されているでしょうか?

 多くの企業では、個人別の研修受講履歴や資格取得履歴というレベルでの管理にとどまっているのではないでしょうか。単なる受講履歴だけでは、その受講によって習得できるはずのスキルについて具体的に把握することは不可能ですね。

 スキルの可視化を実現できていない状況ではこれらの研修プログラムで習得できるスキルを管理することは困難ですが、人財育成フレームワークの中でスキルの可視化を実現している企業では、スキル管理フレームワークに研修履歴の情報を連携させることでより精度の高いスキル情報を構築することが可能です。

 これらの情報を整備するために必要な事項は以下の通りです。

  •  研修プログラムごとに習得できるスキルを定義
  •  研修受講後の習得スキルの登録
  •  スキル管理フレームワークと上記情報の連携の仕組み

研修プログラムごとに習得できるスキルを定義

 

研修講座とスキルの紐付
研修講座とスキルの紐付

 研修プログラムごとにどんなスキルが習得できるのかをあらかじめデータベース化しましょう。いままで構築したスキルデータの中から研修を受講することによって習得できると思われるスキルをなるべく詳細に関連付けることをお勧めします。上記のアプリケーションでは、ユーザーがスキルを自己申告する際の設問レベルで紐付を行っています。「Javaによるオブジェクト指向プログラミング」という研修を受講すると習得可能なスキルとして紐づけています。一番左のチェックボックスにチェックすると必須スキルという指定で、このスキルを習得するためには、紐づけた研修プログラムを受講しなければいけないという定義も可能にしています。

研修受講後の習得スキルの登録

 各研修プログラムがスキルと紐付されていればユーザーが自身のスキルを登録していく際にそれらを反映することが容易になります。研修を完了したという情報を登録したタイミングで自動的に紐づけたスキルを習得したことにすることもできますし、スキルの自己申告をする際に、研修受講を完了するまでスキル回答欄が有効にならないようなシステムを提供することでも良いでしょう。

 以下のアプリケーションは、習得スキルを自己申告する画面で研修が必須であることを示している例です。研修受講を完了しない限り該当のスキル登録をチェックすることができないことがわかります。

研修受講を必須とした習得スキル
研修受講を必須とした習得スキル

 上記のようにユーザーがスキルの回答ランクを上げるために研修受講が必要な場合には以下のようなお薦めの研修を表示してあげるような機能も効果的ですね。自身の習得スキルを詳細に確認することなく、次のステップに進むためのアドバイスとして社内で用意できる研修を示してあげるようなアプリケーションがあれば自己啓発にも役立つと思います。

スキル習得状況から推奨する研修講座
スキル習得状況から推奨する研修講座

著者プロフィール

  • 二階堂隆(ニカイドウ タカシ)

    株式会社ワン・オー・ワン 代表取締役社長 データベースソリューションを中心とする自社ブランド製品の開発/販売/コンサルテーションが業務の中心。モットーは、「何事もシンプルに考えること・実装すること」。 趣味は身体を動かすこと、とくにサッカーはプレーも観戦も大好き。浦和レッズの熱狂的ファン。

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連載:そろそろ本気で人財育成の話をしないか
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