SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

IT Initiativeスペシャル

今あらためて問われる運用管理の重要性


ユーザーの話を聞くべし

 昨今、ビジネスにとってシステムは不可分な存在になったとよく言われる。おそらくそれは事実だろう。現在、筆者が執筆している国内サービスマネジメント市場の年次調査レポートでは、ビジネス部門を対象としたアンケート調査も実施している。その結果によれば、業務部門で働く人々の7割以上は「ITに対して投資すべき」と考えていることが分かった(図2)。コスト削減の圧力が強い時勢にあって、厳しい意見が寄せられることを予期していたが、回答者の多くはビジネスへの貢献や業務効率などを理由としてIT投資に対して非常にポジティブな印象を持っていることを示した。

図2:ITにかける支出について(業務/ビジネス部門への質問)

 また、ITに対する満足度を調査したところ、「システムの安定的稼働」に対しては高い評価が寄せられる一方で、「業務改善提案をしてくれない」「ITサービスの有効活用を教えてもらえていない」という声が多くあげられている。

 ビジネスに対する影響が小さかった時代には、システムは独自のルールで運用されていてもそれほど問題はなかった。しかし、今やITシステムに対して、我々が考えている以上に利用者は大きな期待と関心を寄せている。だとすれば、彼らの思惑とかけ離れたところで運用を考えることはできない。

 今やるべきことは非常にシンプルである。ぜひ業務・ビジネス部門に足を運んでITサービスを利用する方とコミュニケーションをとってもらいたい。そこから全てがスタートする。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
IT Initiativeスペシャル連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

幕田 範之(マクタ ノリユキ)

株式会社テクノ・システム・リサーチ シニアアナリスト
2000年に株式会社テクノ・システム・リサーチに入社。サービスマネジメントソフトウェアやストレージ分野の市場を中心に調査分析を担当している。常に『なぜ』を意識しつつメーカー、SI/VAR、ユーザーの3方向から市場調査を行うことで立体的に市場を捉え、...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/3466 2013/11/06 13:10

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング