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NTT Communications Forum 2014 レポート

"ワークスタイル革新"を進める上で鍵となる4つのポイント―全日空 幸重孝典氏が解説


ワークスタイル革新を進める上で鍵となる4つのポイント

 幸重氏はこれまでの取り組みを振り返り、ICTによるワークスタイル革新を進める上で鍵となるポイントを4つ挙げる。  

 「経営トップの理解と支援を得ること。まず自部署で慎重にソリューションの検証を重ねた上で、ユーザー部門に展開すること。その上で、ユーザーから上がってくる声に徹底的に耳を傾けて、その要望に応えていくこと。そして最後に、必要に応じて柔軟にセキュリティポリシーを見直していくこと。この4つのポイントは、他社で同様の取り組みを進める際にも参考になるのではないかと思う」  

 同社では、新たなICT環境を導入してしばらくの間は、ユーザーからの声を受け付ける専用デスクを設け、迅速にユーザーの要望に応えるための陣容を整えたという。こうした取り組みは、導入自体をスムーズに運ぶためだけでなく、ワークスタイル革新の取り組みに対する社内の理解を得る上でも極めて有効だったという。  

 またコンシューマITの活用は、ときとして社内のセキュリティポリシーと相反することもある。その場合、「既存ポリシーの順守に拘泥するIT部門自身が抵抗勢力になることもある」(幸重氏)という。こうした事態を避けるためには、IT部門が自ら定めたセキュリティポリシーを、必要に応じて柔軟に見直す姿勢が大事になってくると同氏は説く。  

 なお同社は今後も、現状に満足することなく、ワークスタイルのさらなる革新に向けチャレンジを続けていくとしている。  

 「モバイルデバイスの活用範囲をさらに広げていくとともに、ワークスタイル革新の取り組み自体も国内だけでなく海外拠点にも展開していきたい。また、現状ではGoogle AppsやArcstar UCaaSの機能の一部しか活用できていないが、今後はより広範な機能を活用していきたい。その際、Arcstar UCaaSとGoogle Appsの親和性が高まれば、われわれが目指すワークスタイルがより実現しやすくなる。今後の機能拡張にぜひ期待したい」

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この記事の著者

吉村 哲樹(ヨシムラ テツキ)

早稲田大学政治経済学部卒業後、メーカー系システムインテグレーターにてソフトウェア開発に従事。その後、外資系ソフトウェアベンダーでコンサルタント、IT系Webメディアで編集者を務めた後、現在はフリーライターとして活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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