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業務プロセスの可視化による業務分析講座

演習1:eコマース販売プロセス

第1回


今回から「業務プロセスの可視化」について作図演習を実施します。与件では、架空の業務内容を説明しています。与件と設問に基づいて、業務フロー図を書いてください。ただし、今回は初回ですので、自力で業務フロー図を書かないで、いきなり解答を見てもかまいません。

与件

 小売業のA商店は、インターネットによって家庭用品を販売しています。ここでは、A商店の販売プロセスについて説明します。

手順

 A商店は、当業務プロセスを以下のような手順で実施しています。

  • 顧客は、注文する商品の種類と数量を注文受付システムに入力し、商品を注文する。このとき、注文受付システムは、電子メールで注文請書を顧客に送信する。
  • 販売部の担当者は、販売管理システムで受注結果を確認する。次に、販売部の担当者は、販売管理システムで出荷指示書を出力し、倉庫部の担当者に出荷指示書を渡す。
  • 倉庫部の担当者は、出荷指示書を参照し、受注された商品を集荷する。次に、倉庫部の担当者は、在庫管理システムで納品書と納品書控を出力する。
  • 倉庫部の担当者は、商品と納品書を配送業者に渡す。次に、倉庫部の担当者は、経理部の担当者に出荷指示書と納品書控を渡す。
  • 顧客は、商品と納品書を受け取る。
  • 経理部の担当者は、出荷指示書、納品書控を照合して、販売管理システムで請求書を出力し、請求書に押印する。次に、経理部の担当者は、出荷指示書、納品書控、請求書を経理部の承認者に渡す。次に、経理部の承認者は、出荷指示書、納品書の控、請求書を照合して、請求書に押印する。次に、経理部の担当者は、承認者による押印済みの請求書をコピーし、請求書を顧客に送付する。
  • 顧客は、請求書を参照して、注文した商品の代金を銀行の口座に振り込む。
  • 経理部の担当者は、ファームバンキングシステムで代金の回収状況を確認する。次に、経理部の担当者は、代金回収結果を会計システムに入力する。

追加事項

 その他、当業務プロセスについて、以下の点が判明しています。

  • 倉庫部の担当者が商品と納品書を配送業者に渡す時間は、毎営業日の午前11時と午後3時である。
  • 経理部の担当者が出荷指示書、納品書控を照合する時間は、毎営業日の午後5時である。

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この記事の著者

筒井 彰彦(ツツイ アキヒコ)

某SIerに勤務。これまで、業務アプリケーションの開発、モデリングツールの導入支援、コースウェア(ソフトウェア開発プロセス、オブジェクト指向モデリング)の企画・開発等に従事。最近は、内部統制プロジェクトに参画。技術士(情報工学部門)。主な著書に『7つの要素で整理する業務プロセス』『5つの要素で整理す...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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