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SBIHD、AWSと新たに5年の契約締結 SBI証券はオンライン取引システムをAWSに移行へ

 アマゾン ウェブ サービス ジャパン(以下、AWS)は、SBIホールディングス(以下、SBIHD)がAWSを推奨クラウドプロバイダーに選定したと発表した。SBIHDは、AWSと新たに5年にわたる契約を締結。新生銀行グループとの事業シナジー効果の最大化、顧客向けの金融商品の開発、システム統合、地方創生、そして新規事業の創出に向けた取り組みを加速させるという。

 AWSは新たに契約を締結したことにより、SBIHDが進める金融機関向け認証認可基盤サービス 「Trust Idiom」などを含むFintech関連サービスの提供支援に加え、地域金融機関の収益力強化、インターネットバンキングへの顧客招致のための開発などの推進を支援していく。

 SBIHDは、AWSを採用してクラウドネイティブなアーキテクチャで勘定系システムの開発も進めており、地域金融機関への提案を加速している。また、デジタル化された有価証券による資金調達手段であるSTO(セキュリティ・トークン・オファーリング)などのデジタルアセットに関しては、大阪デジタルエクスチェンジの取引プラットフォームを AWSの活用も含めて構築することを計画しているという。

 さらに、今回新たに締結した契約においてSBI証券は、新生銀行などとの連携により、今後予定されている取引手数料無料化によるトランザクションボリューム拡大に対し、AWSクラウドを活用したトレーディングプラットフォームの構築を進める。SBI証券は、オンライン取引システムおよび関連するシステムを、AWSに移行する予定だという。

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