「セキュリティ運用」記事一覧
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2022/05/27
二の次にしてきたバックアップが最後の砦に 大手企業や自治体でも導入進む「ランサムウェアへの切り札」
ランサムウェアによる被害が世界中で多発している。日本でも有名企業だけでなく、中小企業や市立病院などでもインシデントが報告されるなど、もはやすべての企業にとって他人事ではいられない。特に犯罪者グループ...
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2022/05/19
20年以上活躍してきたDeNAからfreeeへ CISO 茂岩祐樹氏が描く「再現性のある平和」
エンジニア、セキュリティエンジニアであれば、茂岩祐樹氏の名前を一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。2022年4月、20年以上勤めたDeNAからfreeeへと活躍の場所を移すことを発表したこと...
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2022/04/06
Googleによる約54億米ドルの巨額買収 マンディアントに訊ねる、変化の中でも一貫しているものとは
マンディアントといえば、2010年から毎年発表されている「M-Trends Report」を連想する人が多いのではないだろうか。中国によるサイバースパイ活動を明らかにしたレポートは驚きをもって迎えら...
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2022/04/05
2022年地政学リスクによるサイバー攻撃にIT部門はどう対処すべきか WithSecure (旧F-Secure)ミッコ・ヒッポネン氏に聞く
犯罪者集団による身代金目当てのランサムウェア、地政学的リスクを反映した国家的犯罪者集団によるサイバーテロ、コロナ後の企業の複雑化するシステム環境を狙った脆弱性攻撃など、2022年は、これまで以上にI...
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2022/03/16
日本語版「JT-X1060」が公開 “世界に通用する”フレームワークをどう活用すればよいのか?
2021年6月末、ITU-T(国際電気通信連合の電気通信部門)にて承認された、国際標準「X.1060」。同ドキュメントを参照しながら、エディタの一人として策定に携わった武井滋紀氏がセキュリティの体制...
セキュリティ運用
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2022/03/09
世界のCISOは今何を危惧しているのか ユナイテッド航空やシーメンスが訴える「セキュリティの転換期」
企業は、マルウェアやランサムウェアなどの脅威に加え、OT(Operational Technology)やレガシーシステムへの攻撃、M&Aから生じるリスク、インサイダーへの勧誘などに注意する必要に迫られている。米現地時間2月9日、HPが「CISO panel on cybersecurity trends for 2022 | HP Security」と冠したCISOラウンドテーブルを開催。TAG CyberのCEOでサイバーセキュリティアナリストのEd Amoroso氏をモデレーター...
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2022/02/22
日本企業が進めやすい「サイバーディフェンスセンター」の設置 X.1060実現に向けたアプローチとは
2021年6月末、ITU-T(国際電気通信連合の電気通信部門)にて承認された、国際標準「X.1060」。同ドキュメントを参照しながら、エディタの一人として策定に携わった武井滋紀氏がセキュリティの体制づくり、運用の要諦を解説します。第3回では、構築とマネジメントの具体的プロセスについて、日本語のドキュメントを参照しながら紹介します。
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2022/02/16
Log4jやランサムウェア、LotL…… 2021年第3四半期の脅威動向を振り返る
Trellixは、2月16日に「2021年第3四半期 脅威レポート」を発表した。今回は、その中から2021年の年末に大きな騒動へと発展したLog4jの脆弱性をはじめ、ランサムウェア攻撃の動向、APT攻撃の傾向や環境寄生型の攻撃について解説された、報道関係者向けの勉強会の様子をお届けする。
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2022/02/04
“血の通った”経験知から意識改革へ 「日本のDXをもっと安全に」プロジェクトが始動
2022年2月2日、セキュリティ啓発アクション『日本のDXをもっと安全に〜サイバー攻撃被害ゼロを目指して〜』始動記者会見が催された。サイバーセキュリティクラウドを発起人に、日本のサイバーセキュリティのあり方に警鐘を鳴らし、意識改革を行っていくという。会見では、概要や目的をはじめ、賛同企業によるトークセッションも繰り広げられた。
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2022/01/26
2022年に留意すべき7つのサイバーセキュリティ脅威予測 RaaSエコシステムの勢力均衡が崩壊か
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に終わりが見えない中で、サイバーセキュリティを取り巻く状況も刻々と変化している。1月25日にMcAfee Enterpriseは、2022年の脅威予測に関する記者説明会を開催。2022年にどのような脅威が増大するのか、7つの項目にわたって解説された。
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2022/01/25
なぜ日本に有利な国際標準なのか? 各ドキュメントと比較して「X.1060」導入方法を解説
2021年6月末、ITU-T(国際電気通信連合の電気通信部門)にて承認された、国際標準「X.1060」。同ドキュメントを参照しながら、エディタの一人として策定に携わった武井滋紀氏がセキュリティの体制づくり、運用の要諦を解説します。第2回では、なぜ日本に有利な国際標準といえるのか、関連ドキュメントを参照しながら、具体的な導入の初期フェーズを紹介していきます。
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2022/01/11
最近耳にする「NDR」は何がすごいのか? ネットワークデータから紐解く
新型コロナウイルス、DX、働き方改革などに対応した、これからのセキュリティ対策の考え方として「ゼロトラスト」が注目されています。ゼロトラストは複数の製品やソリューションの組み合わせによって実現されますが、その中でも「ネットワークデータを監視できること」は重要な要素となります。ここでは、ゼロトラストが必要な背景とネットワークデータの重要性について紹介します。
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2021/12/22
「Log4j」脆弱性で求められる対応とは? ランサムウェア攻撃の足掛かりにも
12月10日(金)に、Apacheソフトウェア財団(以下、Apache)が公開しているJavaのログ出力ライブラリ「Log4j」の脆弱性(Log4ShellまたはCVE-2021-44228とも呼ばれる)が、多くの人々の目に触れるようになりました。テクノロジー企業の担当者たちはそれ以来、寝食も忘れて侵害を防止するために作業を続けています。本稿では、このLog4jの脆弱性について、自社での観測からの考察を交えて解説します。
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2021/12/22
ゼロトラストで既存の対策はどうなる? 3大ベンダーに聞く
新型コロナウイルス対策でリモートワークが加速し、エンドポイントは多層防御が構築された企業ネットワークの外に存在するようになった。これにより、ゼロトラストの考え方が普及しつつある。11月16~17日にネットワンシステムズが開催した「netoneDay 2021 ~Transformation for the Future~」では、ゼロトラストソリューションを提供する3大ベンダーが集結し、パネルディスカッションが行われた。
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2021/12/13
日本の実情が反映された新国際標準「X.1060」とは何か 編纂者がセキュリティの変遷から紐解く
2021年6月末、ITU-T(国際電気通信連合の電気通信部門)にて承認された、国際標準「X.1060」。同ドキュメントを参照しながら、エディタの一人として策定に携わった武井滋紀氏がセキュリティの体制づくり、運用の要諦を解説します。第1回では、そもそも「X.1060」とは何なのか、その背景から紐解いていきます。
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2021/12/09
日本はイスラエルに追いつけるか?――セキュリティ先進国の現状を基に打つべき一手を考える
日本のサイバーセキュリティの水準は、欧米の先進諸国に比べて後れをとっている。日本は先進国から何を学び、どのようにセキュリティの水準を高めていけばよいのだろうか。今回、世界でも有数の技術力を持ち、「セキュリティ先進国」として知られるイスラエルのIT事情に精通する、インテリジェント ウェイブ 第三システム開発本部 技術主幹 セキュリティ ビジネス担当 手塚弘章氏に、イスラエルはなぜセキュリティ先進国としての地位を確固たるものにしているのか。また、日本はイスラエルのセキュリティ事情から何を学ぶことが...
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2021/11/22
2021年上半期だけでもセキュリティに大きな動き――チェック・ポイント卯城氏に訊く
毎回、膨大なサイバー攻撃が行われるオリンピックであるが、東京大会では目立った被害は起きなかった。しかし、日本へのサイバー攻撃は急増。チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(以下、チェック・ポイント)の「サイバー攻撃トレンド 2021年中間レポート」では、そうしたデータが明らかになっている。ここではレポートの内容を中心に、チェック・ポイントのサイバーセキュリティオフィサーである卯城大士氏にお話をうかがった。
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2021/11/12
『サイバーセキュリティ経営ガイドライン』の使い方 各種ツールや参考資料をどう利用する?
サイバーセキュリティ経営ガイドラインには、自組織の実情を可視化するツールや参考資料が数多く提供されています。連載「『サイバーセキュリティ経営ガイドライン』実践への第一歩」の最終回である第3回では、各種ツールや参考資料の主な内容やポイント、活用方法などについて解説します。
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2021/11/05
クルマの欠陥を探すようにセキュリティホールを洗い出す EDRの実装から始めるゼロトラスト
巧妙化するランサムウェア攻撃に対して、どんなに対策をしていても完全に防御することはなかなか難しい。さらにコロナ禍で普及したリモートワークや働き方の多様化が、サイバーセキュリティに新たな対応策を迫っている。サイバーリーズン・ジャパン株式会社の菊川 悠一氏は「Security Online Day 2021」に登壇し、最新のサイバー攻撃にはエンドポイントから万全のセキュリティ対策を敷くことが重要と解説した。
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2021/11/01
「日立とマイクロソフトは似ていておもしろい」 澤円氏がLumadaで描きだす新たなフィールド
2021年3月に日立製作所(以下、日立)のLumada Innovation Evangelistに澤円氏が就任した。同氏の前職は、外資系の日本マイクロソフト。自由闊達なイメージの澤氏が日本の大企業である日立にエバンジェリストとして就任したこともあり、驚く人も多かったのではないだろうか。そこで澤氏を訪ねて、就任に至るまでの経緯をはじめ、現在の役割やDX、セキュリティ、日立を通じて今後どのような活躍を考えているのかを伺った。
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2021/11/01
マイクロソフトが実現する「サイバーハイジーン」 1日24兆ものシグナルから脅威を分析
10月28日、日本マイクロソフトがメディア向けに「サイバーセキュリティに関するブリーフィング」をオンライン開催した。『Digital Defense Report 2021』から日本と世界のサイバーセキュリティの現況をはじめ、同社による新たなセキュリティソリューションについても説明がおこなわれた。
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2021/10/29
ハードウェアだけじゃない! “全システムの一貫性”を担保するHPE流セキュリティ展開戦略
ハードウェアベンダーとして、先陣を切ってas-a-service(アズ・ア・サービス)全面導入を発表したヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)。「“Age of Insight(洞察の時代)”がやってくる」という考えの下、エッジからクラウドまでのデータ活用プラットフォーム戦略を進める同社にとって、サイバーセキュリティはあらゆる領域の根底に存在しているという。シリコンレベルのセキュリティを製品に標準搭載して提供しているほか、ハードウェアの域を超え、さらに上位のレイヤーであるワークロ...
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2021/10/28
次世代に生き残るのは「セキュリティ×ディープラーニング」 コスト削減にもつながる多様性
20年以上にわたりサイバーセキュリティの分野に携わり、イスラエルおよび米国の大手セキュリティ企業においてアジア太平洋地域と日本における要職を歴任してきた乙部 幸一朗氏。現在はディープラーニングによるサイバーセキュリティソリューションを展開するDeep Instinctにて、米国本社のバイスプレジデント APJ事業開発担当を務める。乙部氏は、現在のサイバー攻撃の脅威と、それに対応するディープラーニングのアプローチについて解説した。
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2021/10/28
急拡大する“セキュリティ格差”――時代に適応し「説明責任を果たせる」セキュリティとはなにか
クラウド、モバイル時代に即した新たなセキュリティソリューションのコンセプトとして、現在大きな注目を集めている「SASE」。これまで数多くの企業にSASEソリューションの提案や、導入を行ってきた伊藤忠テクノソリューションズ クラウドビジネス推進部・エグゼクティブエンジニアの大元隆志氏によれば、SASEは単なるバズワードなどではなく既に導入が進みつつある技術であり、その先のコンセプトも具現化されつつあるという。バズワードに振り回されずにきちんとコンセプトを理解し、SASE導入を確実に成功させるため...
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2021/10/27
PayPay銀行が“IT部門×経営陣”の共創で実現した数多のDXと業務改革 成功要因や苦悩を振り返る
企業がデジタル化をともなう変革を推進するには、IT部門と経営陣による“共創”が欠かせない。そして、様々な業務変革に挑戦する上で常につきまとう課題がセキュリティのリスクである。そこで、既にポストコロナ時代に適応した数々の業務改革を実現しているPayPay銀行 IT統括部長の岩本俊二氏が、「PayPay銀行が見据える“現場と経営陣で共創する”ポストコロナ時代のセキュリティ対策」と題した講演をおこなった。同行が実践してきた取り組みの詳細な内容や、直面した課題、さらには改革を成功させるための組織の作り...