10月20日、仮想化ソリューションイベント「VMware Virtualization Forum 2009 」(主催:ヴイエムウェア株式会社)がグランドプリンスホテル赤坂(東京)で開催した。
本イベントは、10月20日、21日の両日での開催で、全62セッション、40社の展示で構成される国内最大級の仮想化イベントだ。 まず開催の挨拶では、ヴイエムウェア株式会社 代表取締役社長の三木秦雄氏が登壇。
三木氏は「日本のマーケットでは、急速に仮想化の導入が進んでいる。サーバー統合によるコスト削減だけでなく、ディザスタリカバリサイトの構築やデスクトップの仮想化、クラウドデータセンターの構築、環境対応など様々な目的で仮想化の利用が進んできている。2日間のイベントが皆様のIT活用の促進に貢献できることを願っている」と意気込みを語った。
続くオープニング・セッションでは、VMware inc. アジアパシフィック・ジャパン,ゼネラルマネージャー アンドリュー・ダットン氏が登壇。
ダットン氏は「ヴイエムウェアとは、22,000以上のパートナーと15万以上の顧客によって支えられている企業。そして、7,000人の社員がおり、非常に広範な種類の製品を抱えている。また業界において各種の賞を受賞し、また毎日のように成長し続けている企業」とヴイエムウェア社を紹介。
ダットン氏は「全世界の仮想化されたアプリケーションの89%はVMware上で実行されている」と語り、ヴイエムウェアだけができることとして、世界で最も信頼されている仮想化プラットフォームの提供。データセンターのファブリック全体を仮想化し、最高の柔軟性の提供。デスクトップからデータセンターおよび外部クラウドに至る一般的なプラットフォームを使用して、クラウドコンピューティングの基盤の構築。幅広いパートナー企業との連携による、顧客の投資価値の向上などを挙げた。
ダットン氏は「皆様のおかげでヴイエムウェアは、世界で仮想化における第一選択肢となっている。ヴイエムウェアでは、世界でも先頭をいく仮想化ソリューションを日本市場へ継続して提供していく。この2日間、私たちの製品、私たちがどうITを率いていくのかということを、ぜひ体感して楽しんでほしい」と聴衆に呼びかけ、セッションを締めくくった。
「VMware Virtualization Forum 2009 」は、ダットン氏のオープニング・セッションを皮切りに、パネルディスカッションや国内ユーザー事例、最新の仮想化ソリューションなど多様なセッション構成で、明日までの2日間盛大に開催される。