IBMは、4日、バックアップストレージのアプライアンス製品として「IBM TS7650 ProtecTIER Deduplication Appliance」を発表した。この製品は、仮想テープ・ライブラリー装置のひとつで、磁気テープによる運用を維持しながら、実際のバックアップは高速なディスク装置に行うというもの。
ディスク装置を有効活用するため、バックアップは独自アルゴリズムによる重複排除が行われる。このアルゴリズムは「HyperFactor」と呼ばれIBMが特許を持っており、データの誤削除がすくないのが特徴だ。HyperFactorによって、最大でディスク容量の25倍までのデータがバックアップ可能になるという。
TS7650は7TB、18TB、36TBの3モデルが用意され、6日より販売が開始される。価格は7TBモデルの最小構成のもので40,747,400円。