31日、シトリックス・システムズ・ジャパンは、仮想化サーバー製品「Citrix XenServer」の最新版を無償で提供すると発表した。XenServerは、機能制限のあったバージョンは無償でダウンロードが可能だったが、今回のバージョンアップでは機能制限のない製品版と同じものが対象となる。
シトリックスでは、無償公開されるバージョンでもノードの中央集中管理、複数サーバーのリソース管理、ライブマイグレーションなど、実稼働しているデータセンターやサーバーにも利用可能とし、75%が仮想化に未対応といわれる企業サーバーへのXenServerの普及・拡大を目指す。
同時に大規模仮想化サーバー群を管理する「Citrix Essentials for XenServer」のリリースも発表している。この製品は動的プロビジョニング、マルチベンダストレージの統合管理など、管理機能、自動化機能を備えたソフトウェア製品だ。
無償版の公開は31日よりシトリックスのホームページから可能になっている。Citrix Essentialsは4月7日より認定販売パートナーより販売が開始される予定だ。