NTTアイティは、6日、パンデミック時に全社員がテレワークできるようにする「端末認証型マジックコネクト」を発表し7日より販売を開始すると発表した。「マジックコネクト」は専用のUSBキーを用いて認証を行うシステムだが、これに端末ハードウェアの固有情報による認証機能を付加し、緊急時に自宅のPCや通信カードの固有情報を利用して認証を可能にしたものだ。
通常はUSBキーによって接続認証を行うが、「端末認証型マジックコネクト」では、新型インフルエンザなどが発生しパンデミック状態になった場合、登録した社員数分のリモート接続アカウント(期間限定)が提供されるライセンスが発行される。このとき出社できなくなった社員は自宅などから企業のサーバーに、その端末の固有情報をキーにログインすることが可能になる。
このオプションが有効になるには、厚生労働省が発表する新型インフルエンザのパンデミックフェーズが5B、6Bになった場合に限られる。フェーズは1~6まであり、6が「パンデミック期」となる。Bは国内罹患事例ありという状態を意味する。現在の日本は3Aの状態にあるという。