9日、IIJとスキルアップジャパンは、著作権保護機能を実装したFlash Video配信の実証実験を行うことを発表し、2009年9月までの実験に協力してくれるコンテンツ事業者の募集を開始した。
著作権保護機能(DRM)は「Adobe Flash Rights Management Server」(FMRMS)を利用し、FMRMSサーバーによってコンテンツはストリーミング配信される。スキルアップは、このためのデスクトップ動画プレーヤーを、IIJは、同ストリーミングサーバー、ネットワークインフラなどを協力事業者に無償で開放する。
動画プレーヤーは、Adobe AIRに対応しており、H.264技術により2Mbps程度の帯域幅でHD動画の再生が可能なものだ。IIJが提供するバックボーン回線は24時間体制で監視され、一定のSLAも確保される。この実験の結果をふまえ、両社は高画質Flashコンテンツの有料配信のサービスのためのプラットフォームを構築する考えだ。