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DX時代の「コンテンツ管理」とは?──Box活用術を交えてエバンジェリストが解説

クラウド全盛期の今、コストを巡る「新たな悩みの種」も──“銀の弾丸”がない課題、Box流の解決術とは

vol.4 新たなコスト問題とは?/Box活用術その④:Box Relay・Box Sign・Box Canvas

 多くの日本企業でハイブリッド/マルチクラウド化が進展している中、ファイルサーバーなどの置き換え需要もあり「Box」の利用率が高まっています。連載「DX時代の『コンテンツ管理』とは?──Box活用術を交えてエバンジェリストが解説」では、声高に叫ばれるDXにおけるコンテンツ管理にフォーカスし、なぜクラウドネイティブな管理手法が必要なのかを紹介。実例として「Box」の活用術を交えながら、第一線で活躍するBoxエバンジェリスト 浅見顕祐氏がわかりやすく解説します。

コンテンツ管理に関する「コスト」の問題

 前回までは、「情報の検索性」と「セキュリティ」という2つの観点から、散在したコンテンツを1ヵ所で管理するために「コンテンツプラットフォーム」が必要であることを説明しました。本稿Vol.4では、コンテンツ管理に係わる「コスト」の問題に焦点を当てていきたいと思います。

 一般的に言われる「クラウド化」のコストメリットは、サーバーや周辺機器の購入費用、システム構築などの初期費用が不要になる点に加えて、サーバーを稼働させるための維持費、運用・監視するための人件費など“管理コストを抑制”できる点でしょう。特に「コンテンツ管理」の観点においては、ストレージの追加コストを低減できる点が大きなメリットとなります。たとえば、単なるファイル置き場として使用しているオンプレミスのファイルサーバーの場合、そのファイルの所有者や保管目的がわからないため、ユーザーが保存したコンテンツを“IT部門の判断”で削除できず、蓄積される一方に。また、どこに何のファイルがあるかわからない状態では、コンテンツを再利用できずに“同じコンテンツ”を作成してしまうことも起こりうるでしょう。

 さらに、どのファイルが最新版かわからない状態では、不要となった古いバージョンのファイルを削除することもできなくなります。複製ファイルや亜種が増殖し、ストレージコストが膨らんでいく……そうした状況を打破するためにも「プラットフォーム」でコンテンツを一元管理することでファイルの重複を可能な限り排除し、再利用の促進はもちろん、バージョン管理など、コンテンツ情報の「見える化」によって無駄なストレージ消費を抑えることができるのです。

図1:ストレージコストが膨らみ続ける原因
図1:ストレージコストが膨らみ続ける原因
[画像クリックで拡大]

 なお、ストレージ容量を無制限としているサービスもあり、Boxでは「Business」「Enterprise」といったビジネス向けプランを利用することで、ストレージの追加コストを気にすることなくご利用いただけます。

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クラウド全盛時代の“新たな悩み”

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この記事の著者

浅見 顕祐(アサミ アキヒロ)

株式会社Box Japan
プロダクト&パートナーマーケティング部 エバンジェリストコンテンツ管理とその関連分野において、15年以上の経験を持つスペシャリスト。
最初に在籍した日本オラクルでは、ミドルウェア専任SEとしてECM・WebCMSなどを担当。その後、日本IBMへ移籍し、ECM・テキスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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