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比較で学ぶCitrix XenServer 5.6

比べて学ぶVMwareとCitrixのサーバー仮想化技術の違い

第1回

各社各様の戦略で製品の機能強化を続けるサーバー仮想化の世界。本連載ではVMware vSphereと比較しながら、Citrix XenServerについて紹介します。 今回はVMwareとCitrix両社の仮想化製品ラインナップやアーキテクチャなど、基本的な部分について取り上げていきます。

はじめに

 2008年頃から注目を集め始めたPCサーバの仮想化ソリューションは、VMware vSphereが圧倒的なシェアを誇る一方で、MicrosoftのHyper-V 、XenベースのCitrix XenServerやOracle VM、Linuxカーネルに統合された仮想化機能 ”KVM” を使用したRed Hat Enterprise Virtualizationなど、多くのソリューションが存在し、各社各様の戦略で製品の機能強化を続けています。

 本連載ではVMware vSphereと比較しながら、Citrix XenServerについて紹介します。 今回はVMwareとCitrix両社の仮想化製品ラインナップやアーキテクチャなど、基本的な部分について取り上げていきます。

VMwareとCitrixの仮想化ソリューション/製品ラインナップ

 VMwareとCitrixの両社は、サーバ仮想化に限らずデスクトップ仮想化やアプリケーション仮想化など、幅広いソリューションを展開しています。表にまとめると以下のようになります。

VMwareとCitrixの仮想化製品ラインナップ
VMwareとCitrixの仮想化製品ラインナップ

 サーバ仮想化市場おいては圧倒的なシェアのVMwareですが、一方のCitrixはサーバ仮想化分野への参入以前から、シンクライアントソリューション分野の大手ソフトウェアベンダーとしてご存じの方も多いでしょう。Citrix XenAppはMetaFrame Presentation Serverと呼ばれていた製品です。

 サーバ仮想化分野へは、2007年にXenの開発元であるXenSourceを買収することで進出しました。Xenはハイパーバイザ部分がオープンソースで開発されていますが、管理ツールなどを加えた商用版であるXenEnterpriseをXenSourceで開発していました。現在ではXenSourceがCitrixに統合され、XenEnterpriseはCitrix XenServerとして開発が続けられています。

本連載の対象製品

 幅広い仮想化ソリューションを手掛ける両社ですが、本連載で扱う製品は以下のとおりです。

本連載の比較対象製品
本連載の比較対象製品

 VMwareについては、VMware vSphere 4.0をベースに記述をしていますが、本稿の執筆中(2010年7月)に最新版の4.1がリリースされましたので、最新版の内容を盛り込んでいきます。Citrix XenServerについて2010年6月にリリースされた最新版である5.6について紹介していきます。(次ページへ続く)

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アーキテクチャの比較(ホスト)

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この記事の著者

島崎 聡史(シマザキ サトシ)

IT研修ベンダーにて講師としてコース企画、教材執筆、講習会実施などに携わった後、シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社に入社。デスクトップ仮想化製品のプリセールスに従事する傍ら、日本CloudStackユーザー会でのコミュニティ活動を通じてCloudStackの普及啓蒙に携わる。Twitter: @smzksts

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://enterprisezine.jp/article/detail/2446 2010/08/03 00:00

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