ファイバーチャネルの接続トポロジー
FCを用いて機器との接続構成を行なう方法には図7-9でも示すように以下の3種類がある。
- ポイント・ツー・ポイント(Point to Point)
- 調停ループ(Arbitrated Loop)
- スイッチド・ファブリック(Switched Fabric)

ポイント・ツー・ポイントは文字通りFCをサーバーとストレージの間で直接接続する方式である。中間にネットワーク用に機器をはさまないため、この接続形態をSANとは呼ばない。FCケーブルは2本のケーブルを1組にして利用するが、一方が上り方向、他方が下り方向の信号用に使われる。
調停ループはこの2本のケーブルを金魚すくいで使う針金のように輪にしてつなげ、この輪の上に接続されたストレージ装置をつなげて利用する形態である。本来双方向で利用する1対のケーブルをリング状につなげてしまうため、データの転送方向は1方向に向いてしまう。感じとしてはJR山手線が内周りだけで外回りがないような状態だ。この接続形態は初期のSANで利用されていたが、ループ状に機器をつなげているので、ネットワークと呼ぶにはいささか役不足である。現在、この方式はストレージ装置内でHDDを接続するために使われているのがほとんどである。
最後にご紹介するのが本格的なSAN構築に欠かせないスイッチド・ファブリックである。これはFC用のスイッチを介してスター型にサーバーやストレージ機器を接続するやり方である。スイッチと各機器との間はポイント・ツー・ポイントの形で接続されるため、全二重転送をすることが可能となる。SANと呼ばれる構成のほとんどがこのスイッチド・ファブリックによる構成である。










