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ファイバーチャネルの接続トポロジー

 FCを用いて機器との接続構成を行なう方法には図7-9でも示すように以下の3種類がある。

  • ポイント・ツー・ポイント(Point to Point)
  • 調停ループ(Arbitrated Loop)
  • スイッチド・ファブリック(Switched Fabric)
図7-9 Fibre Channelの3つの接続方式
図7-9 Fibre Channelの3つの接続方式

 ポイント・ツー・ポイントは文字通りFCをサーバーとストレージの間で直接接続する方式である。中間にネットワーク用に機器をはさまないため、この接続形態をSANとは呼ばない。FCケーブルは2本のケーブルを1組にして利用するが、一方が上り方向、他方が下り方向の信号用に使われる。

 調停ループはこの2本のケーブルを金魚すくいで使う針金のように輪にしてつなげ、この輪の上に接続されたストレージ装置をつなげて利用する形態である。本来双方向で利用する1対のケーブルをリング状につなげてしまうため、データの転送方向は1方向に向いてしまう。感じとしてはJR山手線が内周りだけで外回りがないような状態だ。この接続形態は初期のSANで利用されていたが、ループ状に機器をつなげているので、ネットワークと呼ぶにはいささか役不足である。現在、この方式はストレージ装置内でHDDを接続するために使われているのがほとんどである。

 最後にご紹介するのが本格的なSAN構築に欠かせないスイッチド・ファブリックである。これはFC用のスイッチを介してスター型にサーバーやストレージ機器を接続するやり方である。スイッチと各機器との間はポイント・ツー・ポイントの形で接続されるため、全二重転送をすることが可能となる。SANと呼ばれる構成のほとんどがこのスイッチド・ファブリックによる構成である。


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プロフィール
佐野 正和サノ マサカズ

1986年日本アイ・ビー・エムの入社、本社SE技術部門で13年間ストレージ製品を中心に技術サポートを行なう。1999年にストレージ製品事業部に移り、以後、IBMストレージ製品の営業推進やソリューション推進、製品企画などの業務に携わる。現在、システム・ストレージ事業部でソリューション担当部長を拝任し、同社に17人いるシステムズ&テクノロジー・エバンジェリストの一人として各種講演活動も積極的に行なっている。




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