M3AAWG(マアグ)の日本リージョンであるJPAAWGは、11月11日(水)・12日(木)に、年次イベント「JPAAWG 3rd General Meeting」をオンライン開催する。
JPAAWG General Meetingは、セキュリティ専門家・研究者だけでなく、様々な運用・開発現場でセキュリティ課題に直面している担当者が、業界の垣根を越えて、生の情報やノウハウを交換できるのが特長だという。
ヤフー サービス統括本部の中村 成陽氏やコインチェック サイバーセキュリティ推進部長の喜屋武 慶大氏が登壇する他、M3AAWGの担当者が最新情報を共有する予定となっている。
オンラインで開催する今年は、遠方の方々も参加しやすくなると期待しているとし、オンライン開催においても、過去好評を得ていた参加者同士の情報・意見交換ができる環境を実現するため工夫をしているという。
主なプログラム
※プログラムの詳細はこちら。
◇Yahoo!メールにおけるなりすましメール対策
ヤフー サービス統括本部 ID・PIM本部 中村 成陽氏が、なりすましメール対策としてYahoo!メールに導入された以下の取り組みについて、導入に至った経緯や過程、導入後の効果について説明する。
- DMARCポリシーに基づくフィルタリングの導入
- 送信ドメイン認証を活用したブランドアイコン表示
◇Open Round Table
一つのテーマについて参加者が主体的に議論に参加し、セッションオーナーが議論内容をまとめる。
- ISP 自網内 SMTP 許可問題について
- 国内で DMARC 普及しない理由
- パスワードレス認証の進展と普及の課題について
◇現場発!メールサービスを支える運用者の集い(パネルディスカッション)
ビッグローブ 加藤 理人氏やフリービット 三浦 敏孝氏をはじめとしたISPメール運用者ら5名が、運用ノウハウや苦労話など、サービス運用に欠かせない話題を語る。
開催概要
「JPAAWG 3rd General Meeting ーセキュリティをグローバルスケールで議論するー」
- 主催:JPAAWG 運営事務局
- 併催:第20回迷惑メール対策カンファレンス
- 会期:2020年11月11日(水)~ 12日(木)
- 会場:オンライン開催
- 参加費:無料(事前登録制)