生成AIを中心とするAIのビジネス利用が拡大する中でのリスク認識の高まりと、それを受けた政策的な動向を踏まえ、有志企業で構成された「AIガバナンス協会（略称：AIGA）」が設立された。
同協会の事務局長は、Robust Intelligence共同創業者の大柴行人氏が務めるという。AIGAでは、企業と社会がAIを活用して持続可能な成長を遂げるために、多様なプレーヤーがAIガバナンスのあり方を議論するとともに、そうした知見をもとに政策提言などの活動を行っていくとしている。目下で計画している活動内容は以下の通り。
- AIガバナンスのあり方についての業界横断での議論・共通理解の醸成：企業がAI活用において実現すべきガバナンス面の行動指標「AIガバナンス行動目標」の策定や、研究会などでのAIガバナンスの知見共有などを実施
- AIに関する制度整備のあり方についての検討・政府への政策提言：パブリックコメント提出等の形で、生成AIに関連した新規政策における議論に参加。また、政策的に示されるAIガバナンスの目標の実現を民間企業に広めていくため、一定の適切なAIガバナンスを構築している企業を可視化する認証制度等の枠組みのあり方についても、検討・提言を進める
同協会は今後、日本のリーディングプレーヤーがAIガバナンスについて議論する体制を整えることで、日本のAI活用を促進できるよう取り組んでいくとのことだ。
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