コムシス情報システム、SAPジャパン、NTTドコモの3社は、共同でSAP ERPをスマートフォンでも利用できるようにする「モバイルSE支援システム」を開発し、コムシスの社内システムとして6月1日から運用を開始すると発表した。コムシスでは、基幹システムとしてSAP ERPを導入しているが、これの業務処理、コミュニケーション、スケジュール管理などの機能をドコモのスマートフォンでも利用できるようにした。
PC画面や操作はNECの仮想PC型シンクライアントシステム(VPCC)を利用しており、発表によれば、このシステムによってSAP ERPをスマートフォンに対応させた、事例は国内初となる。
「モバイルSE支援システム」は、開発をおもにコムシスが担当し、SAPはSAP ERPの製品支援、ドコモはスマートフォンの検証支援を担当した。3社は、この開発で得たノウハウを法人向けのSAPソリューションとして展開させる可能性を検討するという。