2025年2月25日、インターネットイニシアティブ(IIJ)は、「IIJクラウドデータプラットフォームサービス(CDP)」において、メールセキュリティサービス「IIJセキュアMXサービス(SMX)」との連携機能「IIJセキュアMXサービスアダプター」を提供すると発表した。
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同アダプターで、複数のデータソースからノーコードでSMXのアカウントデータを連携することが可能となり、SMXのメールアカウント管理の運用負荷を軽減できるという。
CDPにおいては、必要最低限の機能を月額6万円から利用できる新プラン「ライトエディション」を提供開始するとのことだ。
統合メールセキュリティサービスであるSMXは、インポート機能やデータベースなどと連携できるAPI機能を提供しているが、APIを利用した自動連携環境の構築には専門知識が必要であり、アカウントデータの連携が容易でないケースがあるという。
今回、SMXのアカウント運用管理の課題を解決すべく、CDPの連携アダプター群に新たに同アダプターを追加したとのことだ。人事管理システムやActive Directoryなど各種データソースから、アカウントデータを容易にSMXに連携でき、メールアカウントの運用管理自動化を実現するとしている。
同アダプターの特徴は以下のとおり。
- 自動化の実現:組織変更や社員の入退社の度に発生するSMXへのメールアカウントの登録・削除といった主要な管理作業を自動化できる。ノーコードでデータ連携環境を構築でき、専門的な知識やスキルを持たない者でも作業が可能
- 低コストに利用可能:同アダプター自体の利用料金は無料。また、ライトエディションでも同アダプターを利用可能で、SMXのメールアカウント管理を含めてコストを抑えてデータ連携を実施できる
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