「データファブリック」とは、オンプレミス環境もクラウドも含め、点在するデータに対して必要な時にアクセスでき、自由に、かつ安全にデータを移動・制御できることを推進したものだという。

データファブリックでは、オンプレミス環境においてはFAS/AFFやIAサーバ上に、クラウド環境においてはNEC Cloud IaaSおよびAWS、Azure上にデータ管理ソフトウェアのONTAPを設置することで、データ管理機能が利用可能となる。
両環境においても同じONTAPの機能が使用可能となり、どちらの環境にデータがあってもユーザーは運用を変更することなく利用することができるという。
さらに、ONTAPの管理ツールであるOnCommand Cloud Managerによってオンプレミス環境とクラウド環境にあるONTAP の一元管理が可能。これらの統合されたデータ管理技術によって、今まで点在していたデータの管理・運用の一元化が可能となり、真のマルチクラウド環境を実現するという。
NECでは、FAS/AFFの販売に加えて、サーバーのExpress5800シリーズで稼働するストレージ、ONTAP SelectおよびAWS/Azureクラウド上で稼働するストレージ、Cloud Volume ONTAPをユーザーのマルチクラウド環境に合わせて提供する。
これにより、今まで困難であったパブリッククラウドからプライベートへのデータ移行、さらにオンプレミス環境からクラウド間でのデータ移行、一元管理、可視性と分析、アクセスと制御、保護とセキュリティを提供することができる。
増え続けるデータの管理や次世代のデータセンターの構築、さらにユーザーのデジタルトランスフォーメーションを加速させ、業務の最適化が可能になるとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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