ソフトバンクは、IoT宅配ボックスサービスの事業化に向けた実証実験を行うことを発表した。パナソニックおよびビットキーの協力の下、両社が共同開発したIoT宅配ボックスを用いて実証実験を行い、2020年度内の事業化を目指すとしている。
ソフトバンクは、「Beyond Carrier」戦略を掲げ、通信事業を基盤に最新技術を活用して産業のデジタル化に取り組んでおり、その一環として物流業界の変革に注力している。これまでラストワンマイル配送の実証実験などさまざまな取り組みを行っているが、新たにIoT宅配ボックスサービスの事業化を通して荷物の「受け取り方改革」の実現を目指すことで、物流サプライチェーン全体の効率化に向けた取り組みを加速させるとしている。
新事業では、主に一戸建ての居住者向けに、初期費用不要のサブスクリプションモデルによるIoT宅配ボックスサービスの提供を目指す。スマートフォン向けの専用アプリを使ったBluetoothによる解錠機能の他、集荷を伴う他のサービスとの連携なども視野に入れており、住宅業界や家庭向けインフラ業界と協力した販売活動などを検討する。
使用する宅配ボックスはパナソニックとビットキーが共同開発したもので、専用アプリとBluetoothで接続して操作することにより解錠することができる。また専用アプリでは、宅配ボックスの解錠の他、荷物の配達予定日時や配送状況の確認などを行うことができるという。
実証実験のイメージ

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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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