NTTデータとSnowflakeは、9月16日、Snowflakeビジネスの国内外での拡大に向けて資本業務提携に合意した。
両社は、2020年2月にソリューションパートナー契約を締結し、Snowflakeの顧客導入を進めてきた。資本業務提携により、協業関係をさらに強化し、NTTデータグループが有するAI・データ活用領域を中心とするサービス・ソリューションと、Snowflakeが有するクラウド・データプラットフォームの連携を通じて、あらゆる組織のデータドリブン化を国内外で加速させていくとしている。
協業内容
NTTデータおよびSnowflakeは、今回の資本業務提携を通じ、以下の協業を推進することで、日本およびグローバルでのパートナーシップを強化する。
(1)NTTデータの提供するデータ活用プラットフォーム強化
NTTデータは、Snowflakeをデータ活用領域の中核テクノロジーと位置付けるとともに、Snowflakeの構築ノウハウを活用して、データ活用プラットフォームを強化する。これによって、データ量やユーザーの柔軟な拡張を可能とするとともに、拡張に伴う保守・運用負荷を抑制し、IT部門とビジネス部門が一体となって、ビジネス課題の解決に集中できる環境を実現。
また、Snowflakeと複数のテクノロジーパートナーとの連携ソリューションを創出することで、複数のシステム、SaaSなどに分散するデータを一元的に集約・統合し、多種多様な組織、用途、ツールにおいて、統合的なデータにアクセスし、スピーディーな活用を可能にする。
(2)両社によるSnowflake専門体制設置を通じた顧客サポート強化
NTTデータのAI・クラウド基盤技術者と、Snowflakeのスペシャリストを集結した専門体制を設置。両社が一体となった強固な体制で、顧客企業におけるSnowflakeの導入・活用を支援する。
(3)NTTデータグループにおけるSnowflake技術者育成加速
NTTデータは、Snowflake技術者の育成に継続的に投資し、グローバルでのSnowflake技術者を、2021年度までに100名、2023年度までに250名以上を育成する計画としている。
今後NTTデータは、Snowflakeを含む「デジタルサクセスプログラム」全体で、2025年までに、売り上げを300億円規模に拡大することを目指すという。