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RPAは幻滅期の底を抜け普及期へ【オートメーション・エニウェア調査】

 オートメーション・エニウェアは、エンタープライズ・テクノロジー・リサーチ(ETR)と共同で実施した、RPA業界の包括的なRPA利用に関する調査「Now & Next:State of RPA report」の結果を発表した。

 本調査によると、RPAは幻滅期の底を抜け、COVID-19をきっかけに組織がデジタルトランスフォーメーションの推進を進める中で、幅広い企業に採用されはじめ、本格的な普及期に入っていることが判明したという。

 同レポートによると63%の企業が、RPAを既に展開して積極的に全社展開を推進していることがわかった。RPA導入を計画、展開している組織は、最大の目的として生産性向上を挙げており、導入企業の78%がこの効果を既に実感していると答えている。

 同レポートでは、特に100以上のボットが展開されている場合に、生産性向上の目標が達成される可能性が高いと結論付けられている。生産性向上を行った後、従業員の力をより革新的で価値の高い仕事に回し、コストを削減することは、RPAを導入する2番目、3番目の理由だったという。そして、調査対象期間でRPAを導入した企業の間で、RPAの社内普及が進んだ最も大きな要因はパンデミックだとしている。

 オートメーション・エニウェアのCEO兼共同創業者であるミヒール・シュクラ氏は、「ETRの調査と当社の顧客分析により、ITインフラストラクチャの要件やRPAのスキル不足など、RPA導入の障壁が明らかになりました。お客様はクラウドRPAに答えを求めています。世界的なパンデミックを支えるクラウドは、RPA導入のプラットフォームとなり、ITリソースの負担を軽減し、オンプレミスソリューションよりも優れたセキュリティ、信頼性、低い総保有コストを実現します」と述べている。

 半分以上(57%)の組織が今後12ヵ月でRPAとインテリジェントオートメーションにより多くの投資を行い、展開ボット数を倍増させ、従業員の生産性向上と顧客体験向上を実現すると予測している。

 セールスフォースのビジネステクノロジー担当シニアバイスプレジデントであるウィング・ユー氏は、「セールスフォースでは、従業員が手動で日常的なビジネスタスクではなく、クリエイティブな仕事とイノベーションに注力することが重要です。そこでボットを使います。オートメーション・エニウェアのソリューションで、既に40,000時間以上の節約になりました。今後、価値を提供し、ミスを削減し、生産性を向上させる自動化ソリューションを全社で実現する計画です」とコメントしている。

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