米クラウドフレア(Cloudflare)が2020年度第4四半期および会計年度の決算を発表した。2020会計年度の収益は合計4億3100万ドルで、前年比で50%増加した。第4四半期の収益は合計1億2600万ドルで、これも前年比50%の増加となる。
日本市場での展開としては、ソニーミュージック、早稲田大学、東京大学、その他多くの企業や銀行などがCloudflareの顧客となっている。2020年度の主だった活動は以下。
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Cloudflare for Teamsで新たなセキュリティ市場に参入し、モバイルや在宅ワークが多くの人のデフォルトとなっている中で、企業やその従業員のインターネット体験をより速く、より安全にした。
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新型コロナウイルスが発生したとき、Cloudflareは9月1日までCloudflare for Teamsを無料で企業に提供。スタートアップからフォーチュン500社まで、何千社もの企業が登録し、現在では75%が無料から有料に移行。
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Data Localization Suiteを発表し、事業を展開する国や業界、特定のデータ保護義務に関係なく、データを適切に管理を可能にするツールとして提供。
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Appleと協力して、インターネット・プロバイダがOblivious DNS-over-HTTPSを通じてオンラインの人々を追跡することを困難にした。
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すべてのウェブサイト所有者にプライバシーを優先した無料の代替手段であるWeb Analytics をリリース。ユーザーのプライバシーを守るために支払いを強制されることのない分析にアクセスできるようにした。
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Cloudflare Oneを利用して、企業やリモートチームをどこでも、どんなデバイスでも接続し、安全に管理するためのプラットフォームを発表。
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最も速く、最も手頃な価格で、柔軟性と安全性に優れたサーバーレス・コンピューティング・プラットフォームを導入(AWS Lambdaなどのレガシーな集中型サーバーレス・プラットフォームで実行しているのと同じワークロードを最大75%削減)。
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1つのインタラクティブな公開ツールで、最新の世界のインターネットトレンドを公開。