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日立、PBIを活用した非接触型デバイスと生体認証SDKを提供へ

 日立製作所(以下、日立)は、非接触型の新たな生体認証デバイスとして、「日立指静脈認証装置C-1(以下、C-1)」と、専用装置不要のPCカメラ向け生体認証ソフトウェア開発キット「日立カメラ生体認証 SDK for Windows フロントカメラ(以下、生体認証SDK)」を3月9日から提供開始することを発表した。

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 同社はこれまで、Lumada事業を支える重要な分野として、セキュリティを位置づけている。生体認証関連においては独自技術「PBI」を活用し、生体情報そのものではなく、生体情報を復元できない形に変換することで、高いセキュリティを確保した事業を展開してきた。生体情報の中でも高いセキュリティを確保できる指静脈に対応した指静脈認証装置の開発や金融機関をはじめとした幅広い分野での導入に加え、昨年10月には「生体認証統合基盤サービス」を提供している。

 今回、指静脈認証を対象に、コロナ禍で求められている非接触を実現したC-1と生体認証SDKを提供する。具体的な特長は以下の通り。

C-1:消費者(BtoBtoC)向け

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 非接触で3本の指をかざすだけで、数百万規模の会員数でも認証が可能だという。従来の指静脈認証装置は、部分接触型で1本の指をかざして認証しており、会員数を絞り込む必要があった。今回新たに、完全に非接触でかつ大規模な会員数に対応することが可能になり、BtoBtoC向けに幅広く提供することが可能だとしている。また、同製品はQRコードの読み取りにも対応するとしている。

生体認証SDK:ビジネス(BtoB)向け

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 PCの内蔵カメラや外付けカメラを用いた指静脈認証ソフトウェアを、開発キットで提供する。これにより、カメラに指をかざすだけで、PCや業務システムに適した環境上で、Windowsサインインから、業務システムのシングルサインオン、電子署名まで一連の本人確認をセキュアに行うことが可能だという。なお、本製品は、欧州などにおいても社外パートナーとの実証を進めており、海外での事業展開も図っている。

 さらに、日立コンサルティングと連携し、企画段階で「生体認証を活用したDX推進コンサルティング」を提供するという。これにより、ユースケースの紹介や導入効果のシミュレーション、PoC/導入計画策定を行い、利用用途にあった生体認証の業務活用や新たなビジネス創出を支援するとしている。

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 今後、日立は、POSベンダーの東芝テックや、セキュリティゲートでクマヒラと連携するなど、C-1を組み合わせた新たな生体認証ソリューションを、オフィス・流通・小売などに展開するとともに、様々なパートナーと連携し、幅広い分野のニーズにあわせて提供していくという。

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